人はここまで強く優しくなれるのか。
岩手・宮城・福島から世界へミライに伝えたい真実が、ここにある
東日本大震災から6年後の東北を舞台に手探りで前進する人々を追った心温まるドキュメンタリー。
本作品は、岩手・宮城・福島の被災3県で生きる市井の人々の姿を通じて東北、ひいては日本の現在を包括的に捉えた初のドキュメンタリー。
監督はNHKドキュメンタリー番組制作や『サンマとカタール 女川につながる人々』『シネマの天使』などのプロデューサーを経て、本作が初監督となるユンミア。
完成疲労試写会後、舞台挨拶でユンミア監督は、どんな形で撮影されたのかという質問に対して、「出来る限り、出演してくれる被災された方に寄り添い、不快な思いをさせないよう配慮しての撮影でした。悲しみは内に秘めながら、表面的には皆さん、いつも笑っています。多くの人が葛藤や喪失を抱えながら前向きに生きている姿を捉えています。」と話していました。また、ゲストで舞台挨拶された映画にも出演されている木工職人の遠藤伸一さんは「震災では、子供3人を失いました。本当に生きると死ぬとの紙一重でした。人は一人では生きられなく、たくさんの人の支えで生きて来れました。仮設住宅から復興住宅に変わった今、震災で心が病んでいる子が増えています。そこで、自身の家が流された跡地に「ブリーフケアサポート」を作りました。人が人を救うという事を伝えたい。」と力強く語られていました。
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