オリンピックに向けて、日本文化がさまざま取り上げられ、このTHE SELECTIONマガジンでもいくつか伝統芸能を取材してきましたが、2017年、最後の日本芸能の締めくくりは、サムライアート「武楽」です。
12月14日、15日の2日間にわたって「武楽座」主催【武の美展~武士の美意識~】が「EARTH+ GALLERY」(東京都江東区)にて開催されました。
武楽とは、当時の武士が実際に稽古した古武術や武士のたしなみであった能や茶の湯などの武士文化を融合させ、日本伝統文化に基づいて再構築した、ダイナミックで革新的、かつ独創的な文化芸術です。
「武楽(ぶがく)」が主題とする「武の美」をテーマに、甲冑や刀剣、能装束や能面の展示に加え、夜には武楽の演武公演やトークショーを開催。武楽の演武を含めて「武の美」展示とし、展示演出ついてもギャラリーの良さを生かした非常に意味深く挑戦的な試みがみられました。
この日のステージは、織田信長ゆかりと伝わる「桃山勝利鼓」(日本ぶじゅつ資料館所蔵)を使用して、武楽座代表の源 光士郎氏が「敦盛」を舞いました。
また、今回和楽器に迎えた奏者は世界を股にかけて活躍する、ブルースギタリストの 高谷秀司氏。
稽古・入門生も募集しているようなのでご興味ある方は公式HPもご覧下さい。
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