東京駅から新幹線で3時間ちょっと新幹線と電車を乗り継ぐと、悠久の時を感じることが出来るのどかな町、平泉に到着します。
お目当ては、もちろん中尊寺。中学生のときに教科書に出てきた、奥州・藤原氏が栄えたその場所だ。平成24年に、世界遺産に登録された平泉の文化遺産は、珍しくインバウンドの
波にのまれていないと地元の方が言う、稀有な観光地です。
まず最初は、お目当ての中尊寺へ。スタートは弁慶の墓から。近所で観光ガイドが借りられる。料金は500円。約40箇所の解説が聞ける。日本語、英語、中国語、韓国語、フランス語、オランダ語、スペイン語に対応。貸出・返却場所も平泉駅、道の駅平泉、平泉慣行レストセンター、月見坂入り口タクシー事務所、中尊寺の讃衡蔵、毛越寺札所の6箇所あり、とても便利。
ガイドを借りたら、早速、月見坂へ。
本道は坂を上りきった中腹にあります。
中の松がなんとも立派。
そして、大本命のお目当て金色堂へ。
金色堂の中は、撮影が禁止だったので中尊寺公式HPより、写真を拝借。ただ、金色堂は是非、ご自身の目で見ていただきたい!写真で見るのと、実際に見るのは本当に違っていて、百聞は一見にしかずとはまさにこのこと。床も柱も全てが金箔。圧巻の極楽浄土の表現です。日本最古のアート=仏教美術なら、本当に世界に誇れる物だなと、日本人として嬉しく感じました。近くの金色復旧堂では、長い年月をかけた金色堂の復旧作業の様子が動画で閲覧できます。
http://www.chusonji.or.jp/guide/precincts/konjikido.html(写真は中尊寺公式HPより)
更に奥に進むと、お食事ところと、白山神社能舞台。
ちょうど、お昼時だったので、主背お勧めの自然薯そばを頂きました。テラスで食べると、いっそう気持ちよさが増しますね。
現存する白山神社能舞台は,嘉永2年(1849)の焼失後,同6年(1853)に竣工したもの。中尊寺の後は、毛越示寺へ。
ここには、松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」(元禄二年、1689年に高館を訪れて詠んだ)が刻まれている。左側は芭蕉の直筆。
毛越示寺は池がメインで、その周りに、さまざまな跡地がありました。
ここの鐘付堂は、1回500円で,鐘付体験が出来ます。永い時間に思いを馳せながら、お祈りするのは自分との対話の時間にもなりとても充実した時間を過ごせます。
続いて、隣の観自在王院跡へ。ここは、地元の人の憩いの場となっており、さまざまなイベントが開催されているそう。ちょうどこの日もイベント準備のためにテントの設営がされていました。
毛越寺から、観自在王院跡へは徒歩で行くことが出来ます。そこから、無量光院跡や、柳之御所遺跡にはるんるんバスで移動。
車で行かれていない方は、るんるんバスが便利です。観光地をめぐるルートになっていて、一日乗車券は400円。一回の運賃は150円なので、乗車券をお勧めします。
ただ、るんるんバスは終わる時間が早いので、皆さん時間に要注意です。必ずチェックしましょう。柳之御所遺跡に行ったあと、道の駅平泉から、駅方面に戻ろうしたら、4時40分で既に最終運行が終了。。。ケータイの充電も切れていたので、道の駅に停まっていたジェラート屋さんにタクシーを捕まえれるところを聞いてみました。やさしいジェラート屋さんは、ご自身のケータイで宿に電話をしてくれ、宿の人も迎えの車を出してくれました。平泉の人の優しさに触れた瞬間でした。
迎えの車が来る間、せっかくなのでジェラートを食べながら待つことに。このジェラート屋さんも農家さんが営んでいるのだとか。使用している牛乳は岩手温田の低音殺菌牛乳。ワッフルコーンも地元の小麦粉を使い、1枚1枚手焼きなんだとか。私が食べたのは、人気ナンバー1のブルーベリーみるく。甘すぎず、さわやかな味わいでとても美味しく頂きました。
https://ameblo.jp/kozenji-cafe/(ジェラート写真はKOZENJI-Cafeより)
道の駅まで車を出してくれた、今回お世話になった宿は、コチラ。国民宿舎サンホテル衣川荘
早稲田大学も駅伝合宿で利用する宿です。
昭和46年から開業している、老舗宿。こちらではグリーンツーリズム(農業体験)も行なっています。今回、2泊お世話になったのだですが、ここが嬉しいのは食事スタイルが選べるところ。
初日の夜は、夜景が綺麗な6階のジャックダニエルバー北天で、前沢牛のハンバーグを頂きました。
2日目の夜は、こちらの宿泊についている食事を頂きました。素泊まりで泊まっても、当日に対応してくれるのが嬉しい。また、駅や、中尊寺などの送迎も行なっています。245人が宿泊できる大型な宿ですが、アットホームな居心地の良いサービスで、ビジネスホテル感覚で利用できるのも嬉しいですね。
皆さんも、この秋の行楽旅行に世界遺産めぐりを検討してみてはいかがですか?
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