2016/10/3に行われたBEST DEBU-TANT OF THE YEAR 2016。この賞は、若きクリエーターの登竜門的な賞で、過去の受賞者には
佐藤 大(NENDO)などがいる。主催は、ベストドレッサー賞(2015は又吉/吉田羊などが受賞)、ベストファーザーイエローリボン賞、グッドエイジャー賞、いい夫婦 パートナーオブザイヤーを主催している一般社団法人日本メンズファッション業界 MFU。
当賞は2004年より若手クリエーターの発掘支援を狙いとし発足。ファッション、空間・インテリアデザイン、映像・グラフィック・アート、音楽などで
彗星のように現れ、各界に多大な影響を与えたクリエーターの中から選出し、顕彰しています。
今回選ばれたのは6組。音楽部門からは2組で音楽ユニット竜馬四重奏、BOYSグループXOX(キスハグキス)。ファッション部門からレディースブランドファッションデザイナー「LAMARCK」森下慎介、空間インテリアデザイン部門からニューバランスジャパン・クリエイティブデザイナー中馬アミール、フードクリエーター部門からスペシャリティケーキデザイナー鈴木ありさ、アーティスト部門からイラストレーター・アイドル・漫画家の水野しず、が受賞しました。
音楽ユニットの竜馬四重奏は、ヴァイオリンの竜馬、津軽三味線の雅勝、篠笛の翠、鼓の仁の4人から構成されていて、メンバー全員が国内屈指の名プレイヤー。2年前にはスペインの日本大使からの依頼で日本とスペインの文化交流400周年記念イベントに出演。最初のマドリード公演でスタンディングオべーションが起こったとか。この授賞式でも、竜馬四重奏のライブパフォーマンスを披露。
スタンディングオーべションが起こるのも理解が出来る。セレモニーから、一気に場の空気を変える、竜馬四重奏の音楽の力を垣間見た瞬間でした。
後に、少しだけこのヴァイオリニスト 竜馬 と話せる機会があったのですが、THE SELECTIONと縁のある美JAPONともJAPAN EXIPO PARISで共演していました。2016・7月にはアルバム「NEO ZIPANG」でメジャーデビュー。竜馬四重奏、今後の展開が楽しみです。
音楽部門受賞は、もう一組XOX(キスハグキス)女性顔負けの美意識の高さでバラエティ番組などでも頭角を現す人気読者モデル「とまん」がリーダー。女性誌アンケートで人気ナンバー1の男性読者モデル「バトシン」、ティーンに絶大な人気の雑誌「SamuraiELO」の専属モデル志村偵雄、ミュージカル「薄桜鬼 HAKU-MYU LIVE2」に出演し話題を集めた木津つばさ、舞台を中心に活躍する田中理来の5人組み。原宿発のストリートカルチャーを全国に展開するアパレルショップWEGOとソニーミュージックが仕掛ける「Boysグランプリ2014」プロジェクトで誕生し、2015/12/9にシングル「XXX」でメジャーデビュー。今年、5/3に発売した2ndシングル「Ex SUMMER」がオリコンウィークリーチャート6位を獲得している。この日のXOXのパフォーマンスでは、ファンも一緒に盛り上がった。
ファッションデザイナー森下慎介は、大学卒業後、文化服装学院を経て文化ファッション大学院大学を主席で卒業。同2011年にレディースブランド「LAMARCK」を立ち上げ、。銀座三越3Fルプレイス、伊勢丹新宿 2F TOKYOクローゼット/リ・スタイルTOKYO 松屋銀座 3Fリタズダイアリー CROON A SONG(銀座マロニエゲート2F・新宿ルミネⅠ 3F・池袋PARCO本館2F)で取り扱われています。
New Balance Japanクリエイティブデザイナー中間アミールは幼少時代からキッズモデルを始め国内外でショービジネス、ファッション業界に携わり、その後、様々なラグジュアリーブランドのVMD/MDとして活躍後、2015、3月にニューバランスに入社。入社後すぐに手がけたのが、体験型施設NB BETA STADIUMで、原宿のKDDIデザニングスタジオ跡地の更地を活用して、11・2~11・23までの期間限定で野球やサッカー、ランニングやテニスを中心に様々なスポーツの体験の機会を提供しています。中馬は、この跡地の世界初のグローバルフラッグシップストアのクリエイティブとヴィジュアルを担当しています。
鈴木ありさはスペシャリティー・ケーキデザイナー。ケーキデザイナーは日本ではあまり聞きなれないっ言葉だが、大学生の時に遊びに行ったボストンで、日本には無いようなデザイン性の高いケーキに出会い、ケーキデザイナーを志すことに。2010年から約2年、ニューヨークの料理大学「CIA」製菓学科で学び、学校代表として、国際大会での製作を任され、ウェディングケーキ部門で金賞と最優秀賞をW受賞。2014年に帰国。「Alisa Suzuki Cakes」を立ち上げる。ファッションとのコラボレーションやテレビ監修など、幅広く活動。最近では藤原紀香&片岡愛之助の結婚式のウェディングケーキを製作したことで話題にのぼりました。気になるケーキはこちら
水野しずはイラストレータであり、アイドルであり、漫画家。移動式遊園地のような楽しい人になりたいという理由で、自身を総合エンターテイメント施設と称して、ファッションモデルや数々のPVに出演する傍ら、現代美術のアーティストやWEB連載漫画家としても活動している。
今回のこのショーには、MFU理事長、経済産業省クリエイティブ産業課課長、渋谷区長、ラフォーレ原宿館長がお祝いに駆けつけていました。
2016の選考委員会は委員長にビジュアルアーティストでクリエイティブディレクタータナカノリユキ、メンバーはヴァイオリニスト葉加瀬太郎
株式会社ビームス 創造研究所(HALS)本部長シニアクリエイティブディレクター南馬越一義、株式会社スプリー代表安藤美冬、永山裕子建設設計 主宰永山裕子、スタイリスト野友健二
この式典、ラフォーレ原宿ミュージアムで開催されたのですが、ラフォーレ原宿は2Fにインキュベーションの役割をもつ コンテナ を OPEN。
新人デザイナーや若手経営者にPOP-UP SHOPの場として開放するとか。すでに、韓国のデザイナーたちのPOP-UPSHOPを展開した実績があり、次回はPARISのWHO’S NEXTとコラボレーションする予定。WHO’S NEXTはたくさんの面白いデザイナーがたくさん出展するので、コラボレーションが楽しみです。
最後に、この写真を手供してくださったフォトグラファーのわたなべけいこさんとBEST DEBU-TANT OF THE YEAR 実行委員会委員長の江戸川大学の中口さんの2ショットで締めくくりたいと思います。
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