6月のイベントといえば、お父さんに感謝の気持ちを表す「父の日」ですよね。今年40周年を迎える「ベスト・ファーザー イエローリボン賞発表・授賞式」が6月2日に都内にて開催されました。各界の最も素敵なお父さんに送られるイエローリボン賞。
今年は右から経済部門に岩本美智彦氏(日本環境設計株式会社 取締役会長)、学術・文化部門に小川洋利氏(一般社団法人 国際すし知識認証協会 理事・認定講師)、芸能部門俳優に谷原章介氏、スポーツ部門に元プロサッカー選手の中村憲剛氏、政治部門 伊澤史郎氏(福島県双葉町 町長)(コロナ禍のため欠席)の5人が選ばれました。
芸能部門 谷原章介氏
朝の情報番組でMCを務める、俳優の谷原章介氏。多忙な生活を送っていることに対して、家族はどう思っているのか質問されると「午前中で仕事が終わると帰って家事もできるし、家族の時間が増えた。子どもたちは登校前に番組を見てくれる。」と笑顔で語ってくれます。
子供のために手間暇かけ、ハンバーグなどが入ったランチプレートを作ることもあるのだとか。プロジェクタに写っている料理の写真は谷原氏が作った手料理です。「子供が6人いるので、奥さんには負担をかけている。僕が料理や掃除をするのは当然のことです。僕の父も家事をする人でしたので、背中を見て育ってきました。」と良きお父さんっぷりがうかがえるエピソードを教えてくれました。
この日谷原氏が着ていたブレザーは、なんと高校2年生の時にお父さんに買ってもらったとのこと。「父が買ってくれて32年。大切な日にはこのジャケットを引っ張り出して着ている。いつか自分の子供が着てくれたらなぁ」と嬉しそうな様子でした。32年前のジャケットを体型も変わらず着こなせるなんて、さすがです。
スポーツ部門 中村憲剛 氏
スポーツ部門から選ばれたのは、元プロサッカー選手の中村憲剛氏。「子供や妻が世界で一番大切です。自分ひとりでは何も出来ないので、妻と3人の子供たちがいないと僕の人生は豊かにはならないです。家族があっての自分です。」と溢れんばかりの家族への愛を語ってくれました。
ベスト・ファーザーイエローリボン賞授賞式では、毎年、遺児への奨学金の貸し出しによる経済的な援助を行っておる「あしなが育英会」へチャリティ募金を寄付しています。40周年を迎えた今年は、これまでベストファーアザーイエローリボン賞を受賞した方々を代表して2000年に受賞した草野仁氏がスペシャルプレゼンターとして登場しました。
草野氏から「あしなが育英会」へ目録授与を行いました。奨学生からの挨拶もあり、会場は温かな空気で包まれました。
撮影:菊池 直子
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