天台県は、歴史の古い町。三国時代の黄龍年間(222年-231年)、呉により会稽郡章安県の一部に始平県が設置され、これが天台県の始まりと言われています。そんな天台県でグルメの秋を求めて、伝統的なお酒を作る会社を大人工場見学です。訪れたのは、YACコンテストのスポンサーでもあった浙江紅石梁集団・済公家酒坊有限会社。
YACは日本から世界に発信力のあるインフルエンサーを発掘するコンテストで、今回の旅のお供は浙江紅石梁集団から、アンバサダーとして選ばれたインフルエンサーのabbyです。
浙江紅石梁集団・済公家酒坊有限会社は、1958年からこの地で創業しています。こちらでは、伝統的な作り方で昔ながらのお酒を製造しています。どんな味覚に出会えるのか楽しみです。
今回の会社訪問は、AbbyがYACコンテストでこの企業の「紅」賞を受賞したことにより成り立った大人工場見学です。商品のポスター撮影をするということで、博物館での撮影もありました。
私、THE SELECTION編集長も遊びココロで1つ編集してみました。
天台県には民族の歴史もぎっしり詰まっているということで、まだ一般公開前の天台山民族博物館を訪れました。ここは、浙江紅石梁集団の博物館です。
最初の展示は、屏風や飾りが施されたベッド。お姫様や、お金持ちのお嬢様が使用していたと思われる豪華な装飾が見ものです。
続いては、宝飾品。髪飾りが多く展示されていました。ここに展示されている展示の品で特に注目なのは、青の宝飾品。なんとカワセミの羽を使って青にしているんだとか。カワセミの羽を利用した宝飾品をこれだけ収蔵出来ている博物館・美術館はそうそうないんだとか。
歴史的な手作業の芸術品を堪能し好奇心を満たした後は、お楽しみのお食事タイム。
天台県は、魚介が有名なんだとか。サーモンは海外からの輸入品。牡蠣は、地元のものです。
伊勢海老に似たこちらのエビも身が引き締まって美味でした。写真は卵と和えたものです。日本とは食べ方が全く違うのも興味深いです。
会員制レストラン 揚帆倶楽部も、同じく浙江紅石梁集団のレストランです。中国企業の規模と、歴史的な街を知る知的な旅となりました。
今回の旅友
旅先案内人:王超鷹氏
文化研究者、PAOSNET代表。幼い頃より伝統工芸士として活躍し、政府より選抜され20才で国認定工芸士資格を取得。数多くの美術作品や工芸作品を生み出している。 安倍慎太郎、大平正芳、平山郁夫画伯、俳優の高倉健など著名人の篆刻(印鑑)も手がけている。1987年来日、武蔵野大学大学院修士号を取り、執筆や研究活動しながら、1996年に上海でPAOSNETを立ち上げ以来日中の企業100社以上のCI,デザイン、企業文化、経営戦略のコンサルティングに携る。アリババグループ傘下の複数のブランディングも担当。日中CAC及びYACコンテスト中国大会実行委員長。日中CACコンテスト審査員。国際北陸工芸サミット選考委員。
旅とも:abby(加藤櫻子)
第二回・日中YACコンテスト/中国企業賞「紅」を受賞。東京と台湾をベースに活動するKOL・インフルエンサー。オーストラリア→香港を経て現在は台湾へ。また、映像クリエーターとしても幅広く活動。旅と料理が趣味。CM・TV出演経験、声優経験、MC経験など幅広くキャリアを積み、環境適応能力が高く、好奇心が旺盛。
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