古くから多くの芸術家に愛され、美術館や博物館が点在する箱根・仙石原。豊かな自然と芸術文化が息づくこの地に佇む「界 仙石原」は、星野リゾートの温泉旅館「界」の中でも、“アート心が湧きたつアトリエ温泉旅館”をコンセプトに掲げる特別な宿です。
温泉で心をほぐし、自然を感じながら絵を描く。そんな創作と癒やしを満喫できる2泊3日の宿泊プラン「仙石原アートリトリート滞在」が、2026年9月1日よりスタートします。

今回ひと足お先に「仙石原アートリトリート滞在」を体験してきました。
到着後は、さっそく館内を見学。木の温もりに包まれたロビーをはじめ、旅やアートにまつわる書籍が並ぶ「アトリエライブラリー」など、館内にはアート作品が自然に溶け込み、まるでギャラリーを散策しているような空間が広がります。作品を一つひとつ眺めながら館内を巡っていると、自然と感性が刺激され、これから始まる創作体験への期待が高まっていくようでした。





今回宿泊したのは、露天風呂付き客室のテラスを、この滞在のためだけに「プライベート温泉アトリエ」へと設えた「仙石原アトリエの間」。テラスへ出ると、仙石原の雄大な山々が目の前に広がり、自然を独り占めできます。
湯船に身を委ねると聞こえてくるのは、風に揺れる木々の音や鳥のさえずりだけ。都会の喧騒を忘れ、ゆったりと流れる時間に身を任せられるのも、この宿ならではの魅力です。




チェックイン後は、「温泉文化いろは」に参加し、仙石原の温泉文化や入浴方法について学びます。温泉をより深く知ることで、このあとの滞在がさらに楽しみになりました。


大浴場では、神奈川県・仙石原温泉の酸性-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉をゆったりと楽しめます。「界」の中でも珍しい酸性泉は、一般的に高い殺菌作用を持つとされ、湯上がりはさっぱりとした心地よさが印象的。また、塩化物泉は肌を塩分の膜で包み込み、保温・保湿効果が期待できるほか、硫酸塩泉は肌の乾燥を防ぎ、健やかな肌へと導いてくれるといわれています。


大きな湯船に身を委ねると、窓の外には仙石原の豊かな自然が広がり、開放感たっぷり。客室露天風呂とはまた違ったゆとりがあり、手足を伸ばしてゆっくり湯浴みを楽しめます。今回の滞在では、チェックイン後に大浴場で旅の疲れを癒やし、夜は客室露天風呂で静かな時間を満喫するなど、それぞれ異なる魅力を楽しみました。

続いて体験したのは、ご当地楽「表現を楽しむ彩り手ぬぐい」。
色彩を楽しみながらオリジナルの手ぬぐいを仕上げる体験で、自由な発想で色を組み合わせていく時間は、創作体験へのウォーミングアップにもぴったり。アートに苦手意識がある人でも気軽に楽しめる内容でした。




夕食は「雲丹出汁海鮮しゃぶしゃぶ会席」をいただきました。


まず運ばれてきたのは、サーモンを目の前で燻製に仕上げる「サーモンの瞬間燻製」。立ち上る香りとともに食欲が掻き立てられ、サーモンに合わせたフルーツの爽やかな味わいが、このあとの会席への期待を高めてくれます。

続く煮物椀には、鰻と枝豆の錦糸を使用。やさしい出汁の旨みが広がり、一品目とはまた異なる繊細な味わいを楽しめました。

宝楽盛りでは、合鴨ロースや焼きとうきび豆富、トマトの玉寄せ生姜ジュレ、クリームチーズ有馬味噌漬け、白木耳のお浸しなど、季節感あふれる料理が少しずつ並びます。一皿の中でさまざまな味わいや食感を楽しめるため、思わずゆっくりと味わいたくなる内容でした。

お造りには、新鮮な魚介を使用。その土地ならではの旬の味覚を堪能できるのも、旅ならではの醍醐味です。さらに、蟹の三杯酢和えや、ふっくらと揚がった鱚新緑揚げ、彩り豊かな野菜天麩羅などが続き、会席は少しずつメインへ。

そして、この会席の主役となるのが「雲丹出汁海鮮しゃぶしゃぶ」です。

雲丹の濃厚な旨みが溶け込んだ黄金色の出汁に、旬の魚介をさっとくぐらせていただくと、素材本来の甘みと雲丹のコクが絶妙に調和。口いっぱいに広がる贅沢な味わいに、思わず笑みがこぼれます。


しゃぶしゃぶを堪能した後は、魚介の旨みが凝縮された出汁でいただく雑炊へ。最後の一口まで余すことなく味わえる、締めにふさわしい一品でした。

食後の甘味には、「界 仙石原」特製のヴェールヴェール。上品な甘さが食後を心地よく締めくくり、最後まで「界 仙石原」らしさを感じられるコースとなっていました。

今回は料理に合わせて、湘南唯一の酒蔵として知られる熊澤酒造の日本酒飲み比べも体験。それぞれ異なる香りや旨みを楽しみながら料理とのペアリングを味わうことで、神奈川の食文化をより深く感じられる贅沢なひとときとなりました。

旬の食材や地元の味覚を丁寧に取り入れた会席料理は、アートや温泉だけでなく、食でも箱根・神奈川の魅力を存分に堪能できる内容。「界 仙石原」ならではの”食の体験”も、この滞在の大きな魅力のひとつでした。
食後は客室露天風呂へ。
昼間とはまた違う静かな景色を眺めながら温泉に浸かっていると、自然と心がほぐれていき、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

2日目は、今回の旅のメインプログラムを体験します。
朝食は、和食と洋食から選べるスタイル。2泊した今回は、1日目は「界 仙石原」限定の和朝食、2日目は洋朝食をいただき、それぞれ異なる魅力を楽しみました。

和朝食は、旬の食材を取り入れた小鉢や焼き魚、炊きたてのご飯などが並ぶ、身体にやさしい献立。素材本来の味わいを大切にした滋味深い料理が、一日の始まりを心地よく彩ってくれます。一方の洋朝食は、彩り豊かなサラダや卵料理、パンなどを中心としたバランスの良い内容。爽やかな朝の景色を眺めながらゆったりと味わえば、リゾートで過ごす朝らしい贅沢な時間を満喫できます。

2泊するからこそ、和・洋どちらも楽しめるのは嬉しいポイント。その日の気分に合わせて選べる朝食も、「界 仙石原」での滞在をより充実したものにしてくれました。
朝食後に向かったのは、箱根の豊かな森に囲まれたポーラ美術館。
企画展示でモネの作品を鑑賞し、柔らかな光や水面のきらめき、時間によって移ろう色彩の美しさをじっくり堪能しました。本物の作品を目の前にすると、「風景を描く」というより、その場の空気や光までも表現しようとしたモネの世界観に引き込まれます。

美術館で受けたインスピレーションを胸に宿へ戻り、続いて体験したのが、今回のプラン限定の「アートいろは」。
日本画に用いられる伝統的な画材「岩絵具」を使い、自分だけのテーマカラーを作ります。天然の鉱石を細かく砕いた岩絵具を少しずつ混ぜ合わせながら、自分の理想の色を探していく工程は想像以上に奥深く、同じ色は二度と生まれないからこそ、完成した一色には自然と愛着が湧いてきます。


体験後には、ドリンクとお菓子の「リフレッシュセット」が用意されています。ドリンクは「仙石原のすすき草原」をテーマに、秋に見ごろを迎えるすすきが陽の光を浴びて輝く様子を表現。見た目にも美しい一杯を味わいながら、作品作りの合間にほっとひと息つき、リフレッシュすることができました。

そして、いよいよ客室テラスに設けられた「プライベート温泉アトリエ」で創作をスタート。
目の前に広がる仙石原の自然を眺めながら、ポーラ美術館で鑑賞したモネの作品をモチーフに、自分で調合した色を重ねていきます。集中して筆を動かしていると、あっという間に時間が過ぎていきます。


それでも手が止まったときは、すぐ隣の露天風呂へ。
温泉に身を委ね、山々を眺めながら深呼吸をすると、頭の中がすっと整理され、新しいアイデアが自然と浮かんできます。創作に煮詰まったら温泉でひと息つき、また作品に向き合う、そんな贅沢な時間を過ごせるのは、このプランならではの魅力です。

夕食後も、自分のペースで作品づくりを続けられるのも嬉しいポイント。
昼間とは異なる静かな景色の中、夜風を感じながら筆を動かしていると、まるで仙石原の自然と対話しているような感覚になります。

3日目の朝、最後の仕上げを終えて完成した作品には、ポーラ美術館で感じたモネの色彩、仙石原で見た景色、そして温泉で心を整えながら過ごした時間が詰まっていました。
作品は額装して持ち帰ることができるため、旅の思い出を形として残せるのも魅力のひとつです。

温泉で心をほぐし、自然に癒やされ、自分だけの色と向き合う。
「仙石原アートリトリート滞在」は、作品の完成度ではなく、自分だけの表現を楽しむための2泊3日でした。「王道なのに、あたらしい。」というブランドコンセプトを体現するような、「界」ならではの新しい旅の楽しみ方を体験できました。

「仙石原アートリトリート滞在」概要
期間 :2026年9月1日~11月30日
金額 :2泊3日1名あたり155,000円~(2名1室利用時、税・入湯税・サービス料込)
場所 :客室、別館サロン、ポーラ美術館
定員 :1日1組限定(1組当たり3名まで)
予約 :公式サイトにて4日前までに要予約
含まれるもの:宿泊、夕朝食、プライベートアトリエでの創作アイテム、アートいろは、ポーラ美術館入館料、アロマライト、アートカクテル、小菓子、額縁

界 仙石原(神奈川県・仙石原温泉)
古くから別荘地として発展し、美術館や博物館の点在する箱根仙石原。その地で、アーティスト・ゲスト・スタッフ三者で表現するアトリエ温泉旅館。全ての客室に露天風呂を備え、 温泉に浸かりながら仙石原の雄大な絶景を望めます。
所在地 :〒 250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 817-359
電話 : 050-3134-8092(星野リゾート予約センター)
客室数 :16室・チェックイン:14:30 / チェックアウト:11:00
料金 :1泊 61,000円~(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、食事付)
アクセス:【電車】 箱根登山鉄道強羅駅より車 で約15分、【車】東名高速道路御殿場ICより約20分
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaisengokuhara/
全国に展開する星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」とは
「界」は星野リゾートが全国に25施設を展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」などを通じて、その地の「温泉文化」が楽しめるのが特徴です。2026年には「界 草津」(群馬県・草津温泉)、「界 宮島」(広島県・宮島口温泉)、「界 蔵王」(山形県・蔵王温泉)の3施設の開業、「界 松本」(長野県・浅間温泉)のリニューアルオープン、2027年には「界 嬉野」(佐賀県・嬉野温泉)の開業を予定しています。
URL:https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/

















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