リヤドロ創業70周年を迎えるこの記念すべき年、クラフツマンシップとデザインの融合で知られる日本人デザイナー、深深直人氏との初のコラボレーション作品「Mokuren」を発表しました。
魂が込められた照明
永遠の絆を象徴する白木蓮、その白く美しい花にインスパイアされた作品です。深深氏が言うように『この花を見たとき、白磁の質感や特質と結びつき、すぐにアイディアが浮かびました。』こうして、日本人デザイナーとリヤドロの本質的な要素である、自然メクラフツマンシップメデザインを融合させたシャンデリア「Mokuren/モクレン」が誕生したのです。
機能性とミニマリズム、工業生産と“工芸”の融合が、深深氏の作風の特徴です。工芸をこよなく愛する深氏は、手作りのものをデザインという切り口で見れば、その価値はさらに高まると考えています。そして、工芸とデザインが重なり合う境界線を探るのですが、最高のものを作るためには、その境界線を完全に消し去らなければならないと語っています。
木運の花には高費な意味があり、その細長いエキゾチックな花の形は自然界でとても美しく、見る者を感動させます。Mokuren/モクレンのシャンデリアは、バレンシアにあるリヤドロの工房で、熟練した職人がすべて手作業で制作し、まさにスペインと日本の両国の伝統とモダンが融合した作品です。半透明のポーセリンの花を透過するLEDライトの光は、空間を優しく包み込むような光を放ちます。一方、ブラックラッカー仕上げのアルミニウムの構造は、複雑かつ時的に木達の枝を表現しています。
Mokuren(モクレン) – シャンデリア
80x140x140cm
¥3,135,000
5月受注販売開始
『木蓮の花を見ると、自然界に突如として何かが起こったような印象を受けます。』リヤドロの純粋さと木蓮の花の白さが自然に結びついた深津氏は、花の儚い現象や、その独特の驚きをこのMokurer/モクレンに表現したのです。『Mokuren/モクレンの光は、点灯するとその静謐な存在感を際立たせます。それは心地よい癒しのサプライズです。』
『工芸”の側にいたいという思いはあります。しかし、照明に関しては、デザインの観点から解釈する必要があります。「Mokuren/モクレン」はその両面において勝利を収めた完璧なミックスです。』深深直人
Profile
深澤直人 / Naoto FUKASAWA
プロダクトデザイナー
1956年山梨県生まれ。1980年多摩美術大学プロダクトデザイン科卒業。人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評があり、現在までにイタリア、ドイツ、アメリカ、スイス、スペイン、中国、韓国、タイ、台湾、フランス、スウェーデンなどで世界を代表する60社以上のブランドのデザイン、日本国内の企業のデザインやコンサルティングを多数手がけている。電子精密機器から家具、インテリアに至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。日本民藝館館長。多摩美術大学統合デザイン学科教授。21_21 Design Sightディレクター。良品計画デザインアドバイザリーボード。 マルニ木工アートディレクター。日本経済新聞社日経優秀製品・サービス賞審査委員。毎日デザイン賞選考委員。2006年Jasper Morrisonと共に「Super Normal」設立。2010 年~14年グッドデザイン賞審査委員長。 2012年Braun Prize審査委員。 2017年LOEWE クラフトプライズ 審査委員。ロイヤルデザイナー・フォー・インダストリー(英国王室芸術協会)の称号を持つ。2018年、「イサム・ノグチ賞」を受賞。
NAOTO FUKASAWA DESIGN
https://naotofukasawa.com/ja/
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