rin art association主催のもと、アーティストとして活動するMartin Margiela(マルタン・マルジェラ)の展覧会を、群馬県高崎市および前橋市の4会場にて開催しています。
本展は、2026年春に九段ハウス、タカ・イシイギャラリー 京都で開催された展覧会を再構成するものです。
高崎市のrin art associationをメイン会場に、前橋市のrin art association MAEBASHI、Shop rin art association、アーツ前橋へと展開し、前橋市内での展覧会は「前橋国際芸術祭2026」のプログラムとして開催しています。
Martin Margiela, PODIUM, 2024, wood, synthetic fur, 150–200 × 366 × 244 cm
ABOUT THE EXHIBITION
rin art associationは前橋国際芸術祭の期間に併せてMartin Margielaの個展を開催します。
2026年4月11日から5月5日まで、登録有形文化財である九段ハウスにて開催された日本初となる大規模個展「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」で展示された作品を中心に再構成し、rin art association(高崎)、rin art association MAEBASHI(まえばしガレリア・前橋)、Shop rin art association(前橋)の3会場を用いて、Martin Margielaのアーティストとしての活動を総体的に紹介します。
また、前橋国際芸術祭のメイン会場となるアーツ前橋でも芸術祭のテーマである「めぶく。」に関連した作品の展示を行います。
Margielaの作品は人間の身体や精神に起因するオブセッション(執着)を主題とし、それらは固定的であることを拒みながら理想的な人の在り方を問いかけます。
鋭い観察眼を用いて、日常の中にある見過ごされがちな事物に焦点を当てることで生まれる作品は、平凡なものを非凡なものへと転化させ、その背後に存在する本質をあぶり出すことで、鑑賞者の思考を深淵へと誘います。
フェイクファーで覆われたオブジェクトは、通常の機能から切り離され、新たな形態として実世界に提示されます。それらはコンセプチュアルな意図を明確に備えており、表層を覆うことで内にあるものの本質的な意味を問いかけます。
また、Margielaの実践においては、過程が重要視され、過程を主体化し、未完成を示唆させることで、作品は無常である現実世界と同調しながら未来へと開かれた在り方を指し示します。
アイデアを具現化する手法においては、古典美術やシュルレアリスム、キュビズムなどと共鳴し、歴史的なアートの潮流と有効な接続を図ることで、文脈や概念の更新と転換の作業が同時に行われていきます。
ファッションを退いて以降も、Margielaにとって匿名性を維持することは、制作において必然的であり、作品に残る痕跡を想像することで、Margielaの作品を語るうえで欠かすことのできないテーマである不在性が立ち現れます。不在を考察することは存在を再考することであり、そのような二極性からなる概念は多くの作品に通底します。
オブセッション(執着)の在り方は、人それぞれに異なります。Margielaは、それぞれのオブセッションを見つめ直す契機を生み出すことで、私たちの当たり前の価値観や認識を静かに揺さぶります。
その問いは、固定された答えを提示するのではなく、変化し続ける時代を生きる私たちに向けた、一つの哲学の実践となるでしょう。
SELECTED WORKS
Martin Margiela, BUS STOP, 2020, Metal, dirty plexiglass and synthetic fur 215 × 300 × 155 cm
Martin Margiela, INTERIOR STEPS, 2025 Carpet on canvas on wooden frame 190 × 130 cm
Martin Margiela, Vanitas Ⅱ, 2024 Silicone, natural dyed hair
ABOUT THE ARTIST
1957年 ベルギー・ルーヴェン生まれ
1980年 アントワープ王立芸術学院卒業
1984-1987年 Jean-Paul Gaultier(ジャン=ポール・ゴルチエ)(パリ)のアトリエでデザインアシスタントをスタート
1988年 Jenny Meirens(ジェニー・メレンズ)とともにパリで「Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)」を設立、初のショーを発表
1997-2003年 「Hermès(エルメス)」(パリ)ウィメンズ クリエイティブ・ディレクター
2008年 20周年ショーを機にファッション界を離れ、ビジュアルアートに専念
2019年 Bielefeld Kunsthalle(ビーレフェルト美術館)にて初のグループ展
2021年 パリのLafayette Anticipations(ラファイエット・アンティシパシオン)にて初の個展
2022年 同展が北京・MWoods(エムウッズ)に巡回
2023年 同展がソウル・Lotte Museum of Art(ロッテ美術館)に巡回
2023年 アムステルダム・Eenwerk Galleryにて個展
2024年 ブリュッセルおよびアテネのBernier / Eliades Galleryにて個展
2026年 東京・九段ハウスにて「MARTIN MARGIELA AT KUDAN HOUSE」を開催
京都・タカ・イシイギャラリー 京都にて展覧会を開催
EXHIBITION DETAILS
会期:
〔第1会場〕rin art association
2026年9月19日(土)- 12月20日(日)
〔第2会場〕rin art association MAEBASHI まえばしガレリア ギャラリー2
2026年9月19日(土)- 10月27日(火)
〔第3会場〕Shop rin art association
2026年9月19日(土)- 12月20日(日)
〔第4会場〕アーツ前橋
2026年9月19日(土)- 12月20日(日)
開廊・開館時間:10:00 – 18:00
※ 全会場、水曜日は休廊、休館
※ 9月23日(水・祝)は開廊、開館、9月24日(木)は振替休廊、休館
※ 10月10日(土)- 11日(日)は「前橋まつり」に伴い、アーツ前橋以外の会場は休廊となります。
会場:
〔第1会場〕rin art association
〒370-0044 群馬県高崎市岩押町5-24
〔第2会場〕rin art association MAEBASHI まえばしガレリア ギャラリー2
〒371-0022 群馬県前橋市千代田町2-7-17
〔第3会場〕Shop rin art association
〒371-0022 群馬県前橋市千代田町4-11-22
〔第4会場〕アーツ前橋(ギャラリー6)
〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5-1-16
観覧料:
〔第1会場〕rin art association – 入場無料
〔第2会場〕rin art association MAEBASHI まえばしガレリア ギャラリー2
前橋国際芸術祭2026 パスポートチケットが必要です。
〔第3会場〕Shop rin art association
入場無料
〔第4会場〕アーツ前橋
前橋国際芸術祭2026 パスポートチケットが必要です。
前橋国際芸術祭2026 パスポートチケット
一般 3,000円(税込)
学生 2,000円(税込)
パスポートチケット購入オンラインサイト:
https://maebashi-biennale.com/tickets/
主催:rin art association
共催:前橋国際芸術祭2026実行委員会
協力:Gallery NAO MASAKI、Taka Ishii Gallery、Bernier / Eliades Gallery
















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