先週に引き続き、堀井さん後半編になります。
4.そんな彼女に人生のこだわりと哲学を聞いてみました。チャンスは無理してでも捕まえる。アグレッシブに行動し、やり続けることが大切だ。そういう行動をしていく中で、自分がどういう人間か、自分が何をやりたいのかを周りに表明しておくこと。そうすると、周りとのギャップも無く「あの人ならやるよね」「あの人なら、そういう行動するよね」と協力を仰ぎやすくなるんだとか。確かに納得。今までに無いことを急に開示されても、周りは戸惑ってしまいますもんね。このインタビューの途中で話してくれた中に、まさにその内容が盛り込まれたエピソードが。「子供を生んだその日に、看護婦さんに怒られながら、テレビの電話取材を受けていました。」さすがです!(笑)
5.そんな堀井さん、これまでの道のりで壁にぶつかった時、どうやって乗り越えたか聞いてみました。その先に何か面白いことがある、誰かがきっと見ててくれる、そう思って頑張ってきました。全てにおいて、全力を尽くすこと!自分からやることの枠は作らず限界も線引きもしない。仕事柄、辛い思いをすることも多いですが、気持ちを切り替えてできるだけ長く引きずらない様にします。そんなところが、人よりもメンタルが強いといわれるところかもしれません。弁護士として、精神的に辛い思いをしている方々の相談にのりますが、できる限りの共感はしますが、一方でその悩みに引きずられない様に心がけています。相談に来る方は、一生に一回あるかないかの大ピンチに手助けを求めていますので、、「一期一会」という心で取り組んでいます。一方で、リスクはしっかり伝え、意見もします。もともとお節介で世話好き、人好きの面も弁護士業に役立っていると思います。と、頼もしいばかりのお言葉。
6、キャリアの転機について質問してみました。
「大きく変わったのは、出産して1ヵ月後位の「ホンマでっか!?TV」の出演オファー。初めてのTV出演は8~9年前の「笑っていいとも」がスタートで、そのあともチラホラとTV出演はしていましたが、高嶋政伸さんと美元さんの離婚問題で、コメントしたことがきっかけで11月には爆発的にメディアの露出が増え、そんな流れで頂いたオファーです。」と堀井さん。出産したばかりで、悩みましたが、そこは迷ったらやるがモットー。オファーの返答はYesでした。そんな事から、今では“ホンマでっか!?TV”もレギュラーに。
7.子育てと仕事の両立の質問については、「子育てしながら仕事を両立させることは本当に大変なことと思いますが、そこは周りの協力があってこそ。子供が発熱の時は、両親に来てもらう様に手配し、それができない場合にはすぐに休めるよう仕事をできる限り共有している」とのことです。堀井さん宅の場合、家事は堀井さん担当。お休みの日には、一週間分の料理を作り置き。掃除や洗濯は夜帰宅して行います。数少ない休日や、日々の出来る限りの時間を、子供と一緒に過ごすのだそうです。さらに、仕事のシステムも、出産前に切り替えたんだとか。出産前から、自身が毎日オフィスに通わなくても、仕事が流れるようリモートコントロールできる仕組みを確立し、家でも仕事が出来る環境を整え、出産後1ヶ月で無認可の保育園に預けることが出来、仕事復帰。待機園児にならず、快適な保育園にめぐり合えたことは、スピード復帰になる大きな要員だったと語る堀井さん。子供が1歳半の時には都心のお客様が増えてきたこともあり、南青山に移転。出産することでマイナスに捉われがちなことをスタッフに見せて、士気を下げさせたくなかったのが、子供が出来てそこまで頑張れた一番の理由だそうです。むしろ、出産しても何も仕事に支障が無いことをスタッフに理解してもらい、今後、出産して仕事復帰するスタッフも出てくることを想定し、自らがモデルケースになろうと奮闘。子育てが大変だということを周りにも理解してもらうため、職場に子供を連れてこられる環境を作り、スタッフの子供が熱を出して休むのも大丈夫な雰囲気作りに勤めている。実際に、スタッフも出産後0歳から仕事復帰しているんだとか。出産後の女性に戻って来やすい場所を作るのは、社会的にも益々必要になってくるでしょうね。
7.最後に、THE SELECTIONらしく、ファッションで好きなスタイルを聞いてみました。
「ファッションは大好きです。昨年の11月に断捨離したのに、もう今はギュウギュウです(笑)オフのときは、シンプルで可愛らしいものが好きです。子供と一緒の時は更にカジュアルです。TV出演や講演会の時はスーツが多く、取材などに応じるときは華やかな物を選んで着用しています。スタイリングはパーソナルスタイリストさんにお願いしているので、以前は自分で選ばないようなものも着こなせるようになり、ファッションの幅も広がりました。」
片意地を張らずに、自然体で、自らは枠も作らない。スタッフを抱えている以上、守るべき物は全力で守る。ただし、後ろ向きな選択はしない。しなやかに、タフに突き進んでいく。
そんな彼女は、今の時代に合った女性経営者像なのでしょうね。
この記事へのコメントはありません。