万博の”死に券”救済キャンペーンや、アンチ割などで近頃名前を馳せている「一石三鳥グループ」(株式会社 Human Qreate/代表取締役 米田拓史)。
同グループが新たに挑むのは、“食の次”を見据えたハイエンドバー「Mixology Station 舶来(ハクライ)」です。

これまで“海外から日本へ入ってくるもの”を意味してきた「舶来」という言葉。
その概念を逆転させ、「日本から世界へ、新しい舶来品を発信するバー」として誕生します。
お茶、出汁、四季の移ろい、そして日本人の美意識。
それらをミクソロジーの技法と掛け合わせ、世界基準のクオリティで再構築。日本文化を“味”で語り、“香り”で記憶させる、新しい体験型バーの誕生です。
殿、率いる「一石三鳥グループ」とは

社会問題になった関西万博の“死に券”を5000円分のチケットとして採用、さらにはSNSやグルメサイトで“火力強めなコメント”をお送りいただいた方には“アンチ割り”なるものを実施。社会問題と付き合いながらそれをおもてなしへと還元する、そんな飲食店グループです。
ただ、尖った施策は“おもてなし”、“品質”、“価格以上の満足”。それらが揃ってこそできるもの。ブライダル出身の殿に共感し、集まったメンバーとともに、常識の外側を行きながらも地に着いた居心地の良さを提供する。殿様扮する代表・米田のもと、“余は満足じゃ”のひと言をお客様から引き出すために、今日もメンバー全員で奮闘しています。
「舶来」が目指すもの

テーマは「日本の良さを世界に届ける」こと
海外の素材と日本の技法を融合し、日本独自の美意識を翻訳する。それはまさに“逆輸入型ミクソロジー”。メニューには日本の四季、自然、出汁、茶文化、そして海外との融合。これらを現代的に再構築し、“日本から世界へ発信する新しい舶来品”として一杯に込めました。
店名に掲げた「Station(駅)」には、訪れるたびに新しい文化に出会う“旅の始発点”という意味を込めています。
ラストサムライ

白檀の香りを使ったシグネチャーマティーニ。ドライな味の中に侍の精神を感じさせる、洗練された一杯。ベースはジンに白檀(サンダルウッド)の香りを重ね、東洋的な深みと静けさを表現。 白檀は古来より仏教や武士の精神性と結びつきが深く、瞑想や鎮魂の香木として知られる。そこにジンのシャープな骨格を合わせ、ドライに仕上げることで「侍の矜持」を映し出す。香り=精神、味わい=鋭さという二層構造で語れる一杯。2300円 (税込)
箱根 ワーブリング

箱根に棲むメジロは、木々の花の蜜を吸いながら、軽やかにさえずる鳥。このカクテルは、そんなメジロの気分をゲストに味わっていただく一杯です。 金木犀=花、抹茶=葉、パロサント=木々の香り、と三層で「箱根の森」を描きました。金木犀の甘い香りは秋の訪れを、抹茶の青さは葉の生命力を、パロサントの木質香は静謐な森を連想させる。花・葉・木を味わい で再現し、自然の中で羽を休める体験を提供。2600円(税込)
アジアン コラーダ

日本の発酵文化と南洋の陽光が出会う“港のコラーダ”。明治期、神戸港からサイゴン(現ホーチミン)へと航路が延び、日本と仏領インドシナの文化が交わりました。その交流をテーマに、太平洋を渡るスピリッツ=ドン・フリオ ブランコをベースに採用。ココナッツとパイナップルが南洋の風を運び、白味噌が日本の発酵文化を映す。甘やかさの奥に塩味とうま味を重ね、港を渡る香りと記憶を表現したトロピカルモダンな一杯。 2600円(税込)
カワイイ・ザ・ショートケーキ

苺とミルクの優しい甘さを透明感ある仕立てに。バニラ香を添えた、日本の“カワイイ”を映すカクテル。 日本発祥のショートケーキをカクテルで再解釈。苺は“カワイイ文化”の象徴であり、乳製品はミルクウォッシュを用いて透明感と軽やかな口当たりに。バニラは菓子の香りを補い、デザートらしさを演出。海外のケーキが濃厚で重いのに対し、日本のショートケーキは軽やか。そうした“日本独自の可愛い洋菓子文化”を語れる一杯です。2600円(税込)
バタフライエフェクト

鮮やかな青の一杯に、ふわりと漂うコーヒークラウド。蝶が舞い立つ瞬間を思わせる幻想的なカクテルです。バタフライピーを用い、日本の国蝶オオムラサキの色彩をイメージ。トップにはコーヒーフレーバーのエディブルクラウドを浮かべ、蝶が舞い上がる空や雲を表現。“バタフライエフェクト=小さな変化が大きな結果を生む”という思想を文明開化や侍の旅立ちに重ね、視覚的にも物語的にも印象に残る一杯に仕上げました。2800円(税込)

さっそく「Mixology Station 舶来 」にお伺いしてきました。




薄暗く落ち着いた店内は、ムードあふれる大人の空間が漂い、ゆったりとした時間が楽しめます。バーカウンターには計算されたライティングが施され、グラスが美しく光を纏うように演出。一杯のカクテルをより一層特別なものへと引き立ててくれます。


今回は数あるオリジナルカクテルの中から、4種類を頂きました。


【箱根ワーブリング】
木々をイメージした器は、マスター自らがひとつひとつ手作業で仕上げています。“箱根の森でメジロが羽を休めるように、訪れる人にも穏やかなひとときを感じてほしい”そんな想いが込められたオリジナルカクテル。ストローを通してそっと口に含むと、ウィスキーベースならではの深みと丸みのあるコクが、まるで森を吹き抜けるやわらかな風のように広がり、後からキンモクセイの甘く優しい香りがそっと包み込みます。華やかさの中にどこか安らぎを感じさせる、心をそっと整えてくれる一杯でした。


【ラストサムライ】
グラスを傾ける前から、ふわりと漂う桜の香りが心地良く、ひと口含むと、マティーニ特有のシャープなキレの中に、花びらのように繊細で淡い甘みがそっと広がり、続いて白檀の上品で落ち着いた香りが余韻を包み込みます。時間の経過とともに、塩漬けされた桜のほのかな塩味が溶け出し、味わいに奥行きと旨みを加えていきます。華やかでありながらどこか凛とした佇まいを感じさせる、和の美意識をまとったマティーニです。


【アジアンコラーダ】
ピニャコラーダをベースに、アボカド・パイナップル・ココナッツ・牛乳・オレンジを絶妙にブレンドした、トロピカルのイメージなのに、どこか和のニュアンスを感じさせる一杯。口に含むと、アボカドのなめらかなコクが優しく広がり、パイナップルとオレンジの爽やかな酸味が軽やかに弾けます。そこへココナッツの甘い香りとミルクのまろやかさが重なり、まるで南国の午後に吹く穏やかな潮風を思わせる余韻が残ります。さらに印象的なのは、グラスの縁にあしらわれた白味噌パウダー。後半にそれを舐めながら口に運ぶと、やわらかな塩味と旨みが甘やかなカクテルに深みを加え、意外性のあるハーモニーを奏でる、トロピカルと和の融合が生み出す新感覚カクテルです。


【カワイイ・ザ・ショートケーキ】
見た目の愛らしさに思わず心がほどける、名前まで可愛らしいデザートカクテル。裏ごしされた苺のなめらかな舌触りに、ラムとバナナの芳醇な香りが重なり合います。生クリームと卵黄が生み出すまろやかなコクに、バニラエッセンスの甘く上品な香りが寄り添い、口の中でとろけるように広がる。トッピングされたフリーズドライ苺は、酸味がぎゅっと閉じ込められており、その程よい甘酸っぱさが全体のバランスを引き締めてくれます。カクテルでありながら、まるでスイーツを味わうような満足感。一口ごとに幸福感が広がる、見た目も味も心をときめかせる一杯です。

【バタフライエフェクト】
テキーラのキレとライチの瑞々しい甘みが軽やかに持ち上げ、そこへディルとハーブの青い香りが重なり、飲み進めるほどに味わいが変化していきます。トップにコーヒーフレーバーのエディブルクラウドを浮かべ、コーヒーのビターな余韻とハーブの爽やかな香りが鼻先を抜けます。大人の遊び心と繊細なバランス感覚が光る、五感で愉しむモダンな一杯です。

写真映えはもちろん、特別な夜を過ごしたい大人にぴったりの一軒でした。ここでしか味わえない、究極の一杯を求めて訪れてみてはいかがでしょうか。
Mixology Station 舶来
住所/東京都港区新橋4-22-1 新虎あずまビル3階
電話/03-6453-0629
予約/予約可能
営業時間/18:00-3:00
Instagram/@hakurai_shinbashi
















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