今シーズンのテーマになっている 『”Beachside Hotel”』 は、1960年に公開されたアラン・ドロン主演の名作 『太陽がいっぱい』 から。 海岸に日が照りつけるヨーロッパの港町を舞台とした作品ながら、そのストーリーは重くシリアスな結末で幕を閉じる。
DAIRIKU 2020春夏コレクションでは、あえて夏らしい原色を多用せず、仄暗いダストカラーを使用する事で、作品全体の空気感を表現。
某映画配給会社のロゴをサンプリングしたオリジナルアロハ柄を使用したセットアップや、 ブランド定番のトラッカージャケット、スタプレパンツの新色に加え、 主人公がアメリカからヨーロッパに渡るストーリーに沿い、ヨーロピアンヴィンテージを彷彿とさせる品番をコレクションに加える事で、 ユースカルチャーを体現していたこれまでのDAIRIKUには無い、大人な雰囲気を演出し、ブランドの新たな一面を引き出している。
また、 『“Beachside Hotel”』 のテーマにちなみ、ホテルのアメニティから着想を得たパジャマシャツ、 タオル地のL/S、室内用スリッパを模したレザーサンダル、 さらには栓抜き型のチェーンネックレスなど、DAIRIKUらしいユニークな着眼点のプロダクトもラインナップ。
DAIRIKUではおなじみとなっているフォトグラファー/小宮山峻、スタイリスト/渕上寛、 ヘア&メイク/長澤隆太郎のチームアップによるLook Bookにも注目。
About DAIRIKU
Designer / 岡本 大陸 (オカモト ダイリク)
1994年生まれ。
15 歳の時に大阪独自のユーズドアイテムやユースカルチャーに影響を受け、VANTAN デザイン研究所ファッションデザイン学科に入学。 在学中から、自身のブランド「DAIRIKU」をスタートさせる。 2016年 10 月に Asia fashion collection グランプリを獲得し、2017 年 2 月に NY ファッションウィークにて、 初となるランウェイ形式でコレクションを発表した。 現在は東京に拠点を移し2018SS シーズンより本格的に展示会形式でコレクションを発表し、注目を集めている。
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