秋冬のプレコレクションがショーウィンドウを彩るシャネル銀座ビル。
その4F「シャネル・ネクサス・ホール」にて、本日9月1日より、フランスを代表するレイモン ドゥパルドンの写真展「DEPARDON/TOKYO 1964-2016」が開催されます。
前日の8月31日にはオープニングイベントにて一足早くプレス公開となりました。
まずはこのドゥパルドン氏日本初の個展実現におけるキーパーソンともいうべき、シャネルとドゥパルドン氏を繋いだキュレーターのマリー・クリスティーヌドゥ ナヴァセル氏のご挨拶から。
この展覧会のタイトルにもある1964年。東京オリンピックが開催され、日本は世界に開き始めたばかりの復興期。
「22歳のまだ駆け出しのドゥパルドン氏が初めて訪れた日本の、ノスタルジーを感じるモノクロ写真と、現代のカラー写真との、ドゥパルドン氏の進化を感じることができる展覧会です。」と語りました。
ドゥパルドン氏本人もまた当時を振り返り、ニコンの写真機を誇らしげに購入した思い出や、日本の印刷の質の素晴らしさに感動したエピソードを話されました。
ご挨拶のあとは、作品についても触れ、東京オリンピックという世紀の大イベントに興味津々の人々について、また日本では写真機を持っていた人が多かったことへの驚きなどを振り返りました。
会場は、オリンピックの輪から着想を得たなだらかな曲線で構成され、モノクロとカラーの世界を縫うように進みます。
シャネル・ネクサス・ホールでは、2017年度プログラムの最後を飾るこちらの企画展。
日常に溶け込んで気付かれずに過ぎていく東京の姿、また世界中で尊敬を集める芸術家の目を通した世界観を体験しに、初秋のお出かけされてみてはいかがでしょうか。
開催期間: 9月1日(金)〜10月1日(日)
営業時間: 12:00〜20:00(入場無料・無休)
会場: シャネル・ネクサス・ホール
中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング 4F
主催: シャネル株式会社
公式サイト:http://chanelnexushall.jp
撮影:KAZUYA
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