フランス大使館 貿易投資庁-ビジネスフランスは、2024年10月28日(月)、29(火)、昨年好評を博したフランス高級食材・飲料の商談展示会Food expérience 「フランス 美食の余韻」の第3回を開催しました。
今年も大使公邸という特別な空間で、デギュスタシオン(テイスティング)を通して、フランスの本物志向でクラフトマンシップな食材から、フレンチカリビアンの造り手などが担うオリジナリティ溢れるアイテムまで、計20社、総勢27ブランドが集結しました。
各ブランドは高品質かつ地域に根差した食材や製品を紹介し、伝統的なものから新しいものまで幅広いフレンチフードを体験できる場となっていました。環境への配慮も大切にしている姿勢は、フランスのガストロノミーのさらなる魅力を感じさせました。
初日のレセプションでは、駐日大使からの挨拶と、フレンチバゲットコンテストの授賞式が行われました。駐日大使は「日本の皆様は品質に対する高い基準を持っており、認めてもらえれば世界に通用する。ぜひその期待に応えたい」と意気込みを語りました。
「フランス 美食の余韻 ‐ Food Experience」は、日本市場へのフランス食材の関心をさらに高める機会としても注目されています。フランスの伝統を活かしつつ、新しい味覚体験を提供するこの祭典は、フランス文化への理解を深める重要な機会となりました。
【出展・協力ブランド】
食品
・Brise de mer ブリーズ・ドゥ・メール Isigny Sainte-Mère × タカナシ乳業㈱
フランスノルマンディー地方のイズニーサントメール酪農協同組合とタカナシ乳業株式会社が共同開発し、お互いの技術と伝統を結集して作り上げた乳製品ブランドのBrise de mer。カマンベール、フェッセル、発酵バターを展開。
・CHAMPILAND シャンピランド
創業1986年、フランス南西部最大の森林、ガスコーニュ地方ランドの森で栽培から手作業での選別、加工まで一貫生産された乾燥・冷凍シャンピニオン(キノコ)を生産。マッシュルーム、ワイルドマッシュルーム、セップ茸、モリ―ユ茸(アミガサ茸)などフードサービスや小売店へ販売。オーガニックラインSECRET BIOも展開。
・CONFITURE PARISIENNE コンフィチュール・パリジェンヌ (日仏商事㈱)
2人のパリジェンヌが生み出した、斬新な味とエナメル加工のパッケージが話題を呼んだジャム。伝統製法を守りつつ大胆な組み合わせでこれまでに無いジャムを開発。
・DOMAINE DE LEOS ドメーヌ・ドゥ・レオス(㈱プレザンス/エピスリー・コゼット)
南仏プロヴァンス、リル・シュル・ラ・ソルグで2017年にスタートしたドメーヌ。シンガーソングライター、パトリック・ブリュエルがオーナー。プロヴァンスAOP認定の洗練されたエキストラバージンオリーブオイルはパリの百貨店や有名レストランで取り扱われている。
・Domaine de Malescot ドメーヌ・ドゥ・マレスコ
フランス南西部で代々受け継がれる養蜂家。天然素材のみを使用し、自社農場で収穫から出荷まで一貫して手作りで蜂蜜を生産しています。オーガニック、食品安全認証規格IFS認証取得済み。
・Dominique Doucet ドミニクドゥーセ
鈴鹿サーキットで第1回F1日本グランプリが開催された1987年に来日、鈴鹿を拠点に本物のフランスの味を提供し続けている。フランスのノルマンディーに工場を持ち、イズニーの乳製品を使った生地を使いカヌレ、クッキーなどの焼菓子やパン等を製造。
・L’Auberge du Roy オーベルジュ デュ ロワ by ドミニクドゥーセ
フランスで1440年に建造されたL’Auberge du Royを所有、同ブランドを日本で展開。キッシュ、ドリア、グラタン、シチュー等デリカテッセンやタルトなど冷凍商品を製造、イオンリテール㈱の冷凍食品専門店@FROZEN(アットフローズン)などの店舗へ販売。
・Ma Passion Normandie マ パッション ノルマンディ
フランスの質の高い材料から丁寧に作られた商品(フィナンシェ生地、クッキー生地、パイ生地等)を輸入し、宣伝・販売。ノルマンディの工場からカヌレ他、サブレやパイの生地を輸入すると共にノルマンディで提携する農園のりんごジュースやシードルも輸入。
・Dragées Reynaud ドラジェ・レイノー
1956年南仏プロヴァンス創業のコンフィズリー。結婚式などお祝いの席に欠かせないドラジェ(砂糖コーティングアーモンド)の伝統製法を受け継ぐ無形文化財企業(EPV)。
・ENCUENTRO エンクエントロ(㈱プレザンス/エピスリー・コゼット)
2012年ドミニカ共和国でチョコレート製造に目覚め、カカオ豆の選別からこだわるビーントゥバーのショコラティエ。パリのサロン・デュ・ショコラやエピキュールコンクールでの受賞歴も多数。リールにアトリエ兼本店を構え、2023年にパリ15区に出店。
・Les Comtes de Provence コント・ド・プロヴァンス (㈱アルカン)
1986年創業、保存料・着色料は使わず、銅鍋で煮詰めるプロヴァンスの伝統製法で造られるジャム。無形文化財企業。パリ国際農業見本市のコンクールで金・銀メダル受賞。
・LE NOUGAT DES ARTS ル・ヌガー・デ・ザール
フランス中央部、クレルモンフェランで若手職人ポール・ロペスが2014年に立ち上げたアルティザナルなヌガー専門店。伝統製法の再現だけでなく、柑橘系、ジャンドゥーヤ、ダマスク・ローズなどオリジナルなレシピを開発、受賞歴も多数。
・Maison Francis Miot フランシス・ミオ
1985年より仏南西部ポーに本店を構え、フランス国家最優秀コンフィチュール職人、世界チャンピオン3度受賞、フランス大統領賞など数々のタイトルをもつ「コンフィチュールの法王」と称されるミオ氏。砂糖無添加やキビ砂糖を使ったジャム、コンフィズリーを販売。
・MAISON PERROTE メゾン・ペロット(㈱プレザンス/エピスリー・コゼット)
フランス国家最優秀コンフィチュール職人でありコンフィチュール世界チャンピオンに輝いたステファン・ペロット氏が2013年に立ち上げたコンフィチュールメゾン。常に最良の素材を求め、伝統技法と料理のサイエンスを駆使した芸術的なこだわりのレシピを提案。
・Paradis des noix パラディ・デ・ノワ
添加物・保存料不使用、無着色の100%ナチュラルなコーティングで高品質のナッツ(アーモンド、カシューナッツ、ピーナッツ、ブラジルナッツ、マカデミアナッツ)を提案するグアドループの企業。ハイビスカス/オニオン/シナモン/スモークスイートペッパーコーティングのカシューナッツやラム酒やスパイス風味のチョコレートコーティングのアーモンドなどを扱う。
酒類・飲料
・CHAMPAGNE Lévêque DEHAN レベック・デュハン (㈱信濃屋)
1887年ヴァレ・ド・ラ・マルヌのバルジー・シュル・マルヌ村(Barzy-Sur-Marne)にて設立された5世代にわたって受け継がれるシャンパーニュメゾン。マルヌ川を挟んだ右岸と左岸に5. 5haの畑を所有。生産量の90%はフランス国内で消費される人気生産者。
・Maison M メゾンM
アルプス、サヴォワ地方のアルティザナルなクラフト蒸留所。伝統製法を用いながらモダンスタイルのスピリッツを提案。原料となる植物や果実は地元ヴァルモレル(Valmorel)で野生栽培し手摘みで採集。ジェネピ等パリでも話題のアペリティフ、ディジェスティフ(食後酒)やクラフトジンを販売。
・RHUM BOLOGNE ボローニュ蒸留所
1887年創業、グアドループ最古の蒸留所。アグリコル・ラムの生産者として、グアドループ・ラムの特徴を表現する最高品種を栽培、香りが特徴的な黒サトウキビを栽培する唯一の蒸留所。グアドループで初めてオーガニック・ラムの生産に着手。無形文化材企業。
・PUNCH MABI パンチ・マビ
2004年創業、グアドループの地元特産品をつかったホームメイドのパンチ(果実漬けラム酒)を女性のアイディアで考案。マンゴー、ココナッツ、パッションフルーツ、スターフルーツ、ジンジャー、アプリコットなど新鮮なフルーツを使用。
・MAISON LA FUMÉE メゾン・ラ・フュメ
2020年創業、グアドループ島のラム酒・リキュール。スモークマラクジャ(パッションフルーツ)、スモークライム・バニラなど斬新なスモークフレーバーを提案。
・3LS トロワ・エル・エス
ハイビスカス抽出エキスを使用したオーガニック・スパークリング・ドリンク。ノンアルコール、人口香料・甘味料・着色料不使用、4種のフレーバー:抗酸化で注目されるスーパーフルーツであるシーバックソーン(サジーベリー)、ローズ、レモン、ジンジャーを提案。
・Les 2 Marmottes レ ドゥ マルモット(日仏商事㈱)
100%植物由来。人工香料・天然香料ともに不使用、50種類以上の厳選したハーブを専門家が独自にブレンド、自然環境を考慮した、ナチュラルで優しい風味の「ナチュラルシフトハーブティー」を提案。
・BIENFAITS ビャンフェ・バイ・アントワーヌ・ドゥ・マゼ(㈱プレザンス/エピスリー・コゼット)
南仏セヴェンヌで有機栽培され自然乾燥させたハーブティーブランド「マリー・ドゥ・マゼ」のご子息が2020年に立ち上げたハーブティー。環境に配慮したスタイリッシュなパッケージで若い世代向けにハーブティーをアピール。
その他
サヴォワ地方の小さな村で1890年に誕生した機能的でシンプルなナイフ。フランス一般家庭はもちろん世界中の一流ホテルやレストランで使われ、料理家、登山家、芸術家に愛される逸品。
・SEAFRIGO GROUP シーフリゴ・グループ
40年以上にわたってグローバル企業向けに冷蔵・冷凍管理の必要な商品のロジスティクスサービスを提供、5大陸、28か国にオフィスを構え世界中にネットワークを構築。
1889年北フランス発祥、フランスで5世代にわたるブーランジェリー。昔ながらの製法でフランス産小麦を用いた食事パンや、フランスでから輸入した発酵バター使用のクロワッサン、アップルパイ、カヌレなど焼き菓子を取り扱う。
【開催概要】
タイトル:「フランス 美食の余韻 – Food Experience 」
会期:2024年10月28日(月) 13:30-19:00 /29日(火)10:00-17:30
会場:フランス大使公邸 (港区南麻布4-11-44)
フランス貿易投資庁 – ビジネスフランス: フランス経済の国際化を促進する政府機関。仏企業の国際展開と貿易振興、外国企業のフランス進出を支援。フランスの経済国としてのイメージ向上、特に地方や企業の魅力を伝える広報活動を推進し、フランス国際企業インターンシップ・プログラム(V.I.E)の発展も担う。世界53カ国71拠点の在外事務所を構え、国際的な官民ネットワークのもと企業へのサービスを提供。ビジネスフランス本部サイト、日本事務所による情報発信はこちら
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