ラフォーレ原宿で、本日よりソウル発の高感度ブランドを集めた集合催事「SEOUL BRAND at Laforet HARAJUKU」が2FPOP UP SHOP「コンテナ」を全面ジャック。期間は11/1~11/9まで。
今回の集合催事はアジアの中でも世界的に注目されている韓国のファッションシーンを取り上げ、ソウル発のストリートファッションを中心に10ブランドを紹介。ソウルファッションウィークに参加した「CRES.E DIM」、iPhoneケースで人気の「SECOND UNIQUE NAME」、現在日本でも人気の高まっている「HIGH CHEEKS」などソウルの注目ブランドが多数展開。
今回、集合催事を展開する2Fのコンテナはラフォーレの中でもブランドを”育てる&発信する”というインキュベーション的役割を持つPOP UPショップだ。新しい事を発信する若手クリエーターや、オーナー×ラフォーレ=化学反応で発生する面白いやココでしかないものをお客様に伝えたいというのが、コンセプトになっている。若手といっても何も若い人に限った話ではなく、大手から独立されて間もない方やブランド歴が短い、ブランドとしては有名だったり長かったりするが、新しいことに取り組んでいるなど幅広い意味で若手と捉えている。
コンテナの成り立ちは、2003年頃にさかのぼり、当時、POP UP SHOPとしていち早い取り組みを開始した。この頃、ファッションビルの新しい提案といえば2月と8月のリニューアル後というのが主流で、POP UPというのが一般的ではなくこの試みはファッションビルの画期的挑戦としてスタートをきった。
2005~2006に定期的に1FエントランスでPOP UP SHOPがスタートしたが、1坪しかないため試着には不向き。なので1Fとは別の形態をプラスということで、2011の9月からコンテナの形をしたPOP UP SHOPをスタート。これが現在のコンテナの始まりである。若いクリエーターとの接点を持つ機能が良く出来ており、短期だから出来る企画ものも行えるようになり、2015年の3月に拡張移転。今の形態となる。現在の売り場面積は27.7坪で、個割りもできブランド数は最大6ブランドまで収容が可能。
コンテナはラフォーレが決めたテーマに乗せて売り場が構成され、年間で156企画もの期間店が展開されている。コンテナ以外の常設店舗が140店舗に対して驚異的な数字だ。数多くの期間店を展開し新しいものを提案し続けることで百貨店との違いを出すよう取り組んでいる。
ここまで、コンテナの説明をしてくると気になるのは、どういう人がこの期間店に参加できるのか。全体の8割が合同店などにラフォーレ担当者が出向き直接、声をかけるという。その他は、関係各所からのご紹介や、コンテナスペースの担当者宛に電話をし、アポイントを取り付けて直接プレゼンというもの。基準はもちろん、ラフォーレ基準。
そもそも、ラフォーレ基準とはなんなのか。
・原宿のマーケットというフィルターを通して、セールスにきちんとつなげられること
・ラフォーレが提唱するテーマにあっていること
・モノのクオリティーが良いことは当然だが、テイストが合っていること
・オーナーやデザイナーが荒削りでもパワフルで発信力があること
大きくはこの4つにまとまられている。また、育てるだけあって出店者の懐具合にも優しい。
通常の常設店舗の出展費は固定費+売り上げ歩合に対し、コンテナは売り上げ歩合+ストアを運営する際の必要経費のみ。ここでセールス体験をしてブランドとして成長してもらう場として展開している。今では全国展開しているX-GIRLやアース&ミュージックエコロジーも記念すべき1号店はラフォーレデビューだった。コンテナデビュー→ラフォーレ常設出店というのがセオリーのようだ。
最後に、ラフォーレからクリエーターに向けての一言。
原宿はファッションに寛容な街。。突き抜けた強みを持っている方と取り組みしたい。アンバランスでも小さくまとまっていないほうが面白い。ぜひ、尖った面白いものをどんどん発信していってください。
とエールをもらった。
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