東京・丸の内にある三菱一号館美術館で「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」が開催されています。
◆概要
三菱を創業し、4代にわたり社長をつとめた岩崎彌太郎、彌之助、久彌、小彌太は文化財に多大な関心を抱き、その収集品は現在、それぞれ静嘉堂と東洋文庫に収蔵されています。 彼らは当時の学者や芸術家とも交流し、その収集の態度は社会に貢献する広い視野をもったものでした。
初代岩崎彌太郎から小彌太に至る、芸術文化の研究・発展を通じた社会貢献の歴史をたどりつつ、静嘉堂、東洋文庫の所蔵する国宝12点、重要文化財31点を含む美術工芸品、古典籍などに三菱経済研究所の所蔵作品をあわせて貴重な作品群100点余りを展観しています。
また、静嘉堂と東洋文庫の所蔵品が一堂に会する貴重な機会です。
◆ 3つの見どころ
1.《曜変天目》、『毛詩』をはじめとする国宝12点を出品!
2.起業家スピリッツ溢れる岩崎家の、社会貢献の意識に裏打ちされた類まれなコレクション
3.三菱一号館を構想した岩崎彌之助が創設し、嗣子小彌太が拡充した静嘉堂、岩崎久彌によるアジア最大の東洋学研究図書館・東洋文庫。 歴史を刻んだ両館の名品が集結!
いち早く拝見してきました。
素人でも凄さのわかる陶器や絵画、刀、仏像から書物まで多岐にわたり所有できるのが驚きの品々。
教科書などで一度は耳にしたことのある源氏物語や枕草子、伊勢物語など国内のものから東方見聞録、聖書、コーランなどの海外のものも展示されていました。
静嘉堂の館長さんも来館されていたので、饒舌なトークで作品の説明してもらえました。
最大の目玉はやはり世界に3点とされる《曜変天目》。見ていると吸い込まれそうなり、小さなお椀の中に小宇宙を感じることができました。今回は展示空間のみの撮影なのでぜひとも直に間近でご覧になってください。
見ごたえのある作品の数々で正に三菱創業150周年記念にふさわしい展覧会でした。国宝12点、重要文化財31点を一度に見れるまたとない機会なのでお見逃しなく!!
「三菱創業150周年記念 三菱の至宝展」
三菱を創業し、4代にわたり社長をつとめた岩崎彌太郎、彌之助、久彌、小彌太の芸術文化の研究・発展を通じた社会貢献の歴史をたどりつつ、静嘉堂、東洋文庫の所蔵する国宝12点、重要文化財31点を含む美術工芸品、古典籍などに三菱経済研究所の所蔵作品をあわせて貴重な作品群100点余りを展観します。
会 期:2021年6月30日(水)~9月12日(日)*展示替えあり
[前期 8月9日(月・祝)まで/後期 8月11日(水)から]
開館時間:10:00~18:00 ※入館は閉館の30分前まで
※詳細は展覧会サイトhttps://mimt.jp/kokuhou12/ をご確認ください。
※開館日、開館時間を変更する場合があります。
休 館 日:月曜、展示替えの8月10日(火) (但し、祝・振休の場合、7月26日、8月30日、9月6日は開館)
入 館 料:一般1,900円 高校・大学生 1,000円 小・中学生 無料
お問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
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