SNSバイヤーってご存知ですか？？インフルエンサー（中国KOL）の次に来てる、今、中国で熱い女の子たちに人気のある職業。そんな憧れの人気SNSバイヤーを徹底解剖？
中国企業が開催するその年の最優秀SNSバイヤーに送られる授賞式。数多くのSNSバイヤーが集まる中、プレゼンテーターの香港俳優”黄浩然（ウォン・ホウイン）”から、賞を授与された人気SNSバイヤー”NANA”に突撃取材！
KOLは聞いたことあるけど。。。それって、インフルエンサーのことでしょ？？SNSバイヤーって、インフルエンサーのことじゃないの？？って思っている人、多いんじゃないですか？？似ているように感じますが、実は近くて遠い職種なんだとか。例えて言うなら、中国インフルエンサーのKOLは、エンタメに強いSNSメディアタレントのイメージ。それに対してSNSバイヤーは、TVでやっている実演販売のイメージで、チャンネルも彼女たちが持っているSNS（wechatなど）が主流。日本では聞き慣れない職業で、実際はどんな人が、どんな風に活動しているか気になりますよね。そこで、今回、人気SNSバイヤーのNANAに突撃取材しました。
SNSバイヤー：”NANA”
1986／2／27生まれ。中国・台州出身の２人の子を持つママで、Wechatを拠点に活動するSNSバイヤー。アパレル商品から美容・健康食品を扱い、月間売上げは200万元(3000万円)を超え、約7000人を超えるSNSバイヤーを束ねる、売れっ子SNSバイヤーです。子育てと仕事をバリバリこなす、憧れのビジネスウーマン”NANA”に、気になる質問をぶつけてみました。
SNSバイヤーについて
Q１ SNSバイヤーになったきっかけを教えてください。
A１わたしは、「東京屋」というお店をやっていますが、これからのビジネス発展傾向は新型小売業というオンライン販売モードで、オフラインの実店舗だけではやっていけなくなるということを認識して、SNSバイヤーになりました。自分の事業をオフラインからオンラインに移行することで、より顧客との仲がよくなりました。
Q2 どんな商品を扱っていますか？
A２主にアパレルと健康美容系の商品です。
Q３ 普段どのように商品を販売をしていますか？モデルはご自身でされるんですか？
A３普段は自分のSNSで商品の情報を投稿したり、自分の実店舗でも宣伝をしています。モデルはずっと自分でやっております。
Q４ どうやって商品を見つけますか？
A４ インターネットで調べて見つけます 。
Q５ 一番最初に扱った商品はなんですか？
A５ 最初やり始めたのは日本ブランドのアパレルでした。日本のアパレルブランドは今も取り扱いあります。
Q６ 約7000人のSNSバイヤーを、束ねていると聞きましたが、どのようにコミュニティを築いていきましたか？
A６普段から友達作りを重視し、人脈をここまで積み重ねてきました。お客さんのほとんどは親友になってくれます。
Q７ コミュニティに入る新SNSバイヤーにはどんな風に教育しますか？
A７ 新規のバイヤーさん達により詳しく商品とチームの文化を理解していただけるように、非定期的にオンラインとオフラインのセミナーや交流会を開催しています。写真は、私の地元台州で開催したセミナーです。会場の手配も私がしています。会場となったホテルも、ウェルカムディスプレイも素敵でしょ？
この中の、メンバーは私と一緒に日本、香港、タイなど、取り扱い企業により開催されるパーティーに一緒に参加しています。
日本について
Q８ 日本には来たことありますか？何回くらい来たことありますか？
A８ 日本はよく来ています。回数は覚えきれないほど多いですね。昨年、竹下通りにも行きました。
Q９ 日本に来た時にすることを教えてください。
A９ 日本に来た時にアパレルの注文会に参加します。
Q１０ 日本人のお友達はいますか？または、欲しいですか？
A１０日本人の友達はたくさんいます。これからもちろん、もっと多く作っていきたいと思います。
Q１１ 日本は好きですか？
A１１ 日本は大好きです。
Q１２ 日本で好きなもの・ことを教えてください。
A１２ 日本人の謙遜と慎重な態度及び商品に対してのこだわりが好きです。
ご自身について
Q１３ 休日の日は、何をしていますか？
A１３ 休みの時は、家族で旅行したりします。
Q１４ 趣味を教えてください。
A１４読書、旅行、料理です。
Q１５ 特技を教えてください。
A１５ 体のスタイル管理、ファッションスタイリング。
Q１６ SNSバイヤーにはどうやったら成れますか？
A.まずはいい商品を見極めて、いいチームを作って、後は粘り強く努力するだけです
Q１７ 日本の読者に一言お願いします。
あなたが望むのなら、道が険しくても努力次第で、最終的には成功すると思います。私は、日本で夢に頑張っているみなさんを応援します！
取材から見えてきたのは、商材もお客さんもネットからというなんとも中国らしい流通スタイル。新型小売業の形態は、日本も見習うところがありそうです。それにしても、月間1400万円の売上げなんて、夢のあるビジネススタイルです。日本のインフルエンサーもPR以外でも活躍できる近い将来を是非、築いてほしいものです。
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