日本酒ブランド「十粋」の先行予約販売記念パーティーが開催されました。この日本酒は、明治20年から続く山口県萩市の老舗酒蔵「八千代酒造」との共同開発で誕生した新たな逸品。原料や開発プロセス、そしてパッケージデザインに至るまで、萩の伝統と職人のこだわりが凝縮された特別な日本酒です。
会場となった「DRAWING HOUSE OF HIBIYA」は、東京ミッドタウン日比谷の6階に位置し、都会の喧騒を忘れさせる洗練された空間でした。窓一面に広がる美しい東京の夜景は、「十粋」が持つ高級感や特別感をさらに引き立て、会場全体に特別な雰囲気を演出していました。先行予約販売を記念したパーティーには、多くの日本酒愛好家や業界関係者が集まり、上質で和やかなムードが漂っていました。さらに、DJ CellyによるBGMが会場を一層盛り上げ、洗練された華やかな夜となりました。
パーティーでは、八千代酒造の杜氏・蒲氏とAND.io代表・田川氏が登壇し、「十粋」の誕生秘話や名前に込められた意味について語りました。「十粋」という名前には、「十の粋」、つまり多くの「粋=魅力」を結集したという想いが込められており、さらに「拾粋・透水・陶酔」といった言葉を掛け合わせることで、この日本酒に関わる人々や味わう人々すべての思いを象徴しています。萩の文化や自然をいかにお酒に反映させたかといったエピソードも語られ、伝統を守りながら新たな挑戦を続ける姿勢に感銘を受け、「十粋」への関心と期待が一層高まる場となりました。
そして、待望の「十粋」試飲タイムへ。注がれたグラスの中で輝く澄み切った酒は、見た目だけで期待を高めます。一口飲むと、山田錦100%使用、精米歩合27%という贅沢な仕上がりが生む、米の旨みとフルーティーな香りが見事に調和した上品な味わいに驚かされました。
「十粋」は、リンゴやイチゴを思わせる華やかな香りや、ゴールデンキウイのような酸味、ほんのりミルキーな香りが特徴。冷やし具合や温度変化で味わいが変化する工夫もされており、1口目は淡くピュアなバナナの風味、2口目ではふんわりと広がるお米の味、そして3口目には温度が少し上がり、ミルキーでカラメルのような甘みとビターチョコレートのような上品な渋味がバランスを整え、全体の奥深さを感じさせました。その繊細で変化に富む味わいに、参加者全員が感嘆の声を上げていました。
MONACO SAKE AWARD 2024で「十粋」が金賞を受賞、その表彰式も行われました。
「十粋」は、限定販売の1000本すべてが異なるデザインのオリジナルスリーブ付きで販売されます。このスリーブは、アーティストTamura氏による描き下ろしの線画作品を1/1000に分割してデザイン展開したもの。一つとして同じデザインが存在しない、世界に一つだけの特別な仕様となっています。
「十粋」は世界限定1000本の希少な日本酒で、現在先行予約販売が受付中。一般販売は年明けを予定しています。このイベントを通じて、味わいの素晴らしさだけでなく、職人たちの情熱や日本酒に込められた文化と物語の深さを改めて実感しました。新年を彩る特別な一杯としてふさわしい「十粋」を、この機会にぜひ手に取り、その唯一無二の魅力を体験してみてください。
詳細は公式サイトをご覧ください:十粋公式サイト
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