「アートスクイグルヨコハマ 2024」会場風景 会場・イベント写真全て撮影:Shinichi Ichikawa
9月1日(日)までの45日間、アーティストやコレクティブなど総勢16組による作品が展示され、その内8組が本イベントのために制作した新作を初披露します。
また、開催期間中の7月27日(土)、28日(日)、8月10日(土)、11日(日)の週末限定で、注目のアーティストが出演する音楽イベント「Sound Squiggle(サウンド・スクイグル)」を開催。FNCY(ファンシー)やTENDRE(テンダー)など総勢13組のアーティストがライブステージを盛り上げます。来場者は入場チケットのみで、視覚的なアートや参加型アートのみならず、横浜港を臨む開放的な屋外スペースでの音楽ライブも楽しめます。
見どころいっぱいの会場内をご紹介 アートスクイグルのオープニングレポート
山下ふ頭 会場外観
アートスクイグル 2024 展示風景
総勢16組のアーティストやコレクティブが大型倉庫空間を十分に活かした展示に参加し、ワークショップや音楽ライブイベントなど、コンテンツが盛りだくさんのアートスクイグル。会場は、空間デザイナーの西尾健史が空間設計を手掛け、来場者はまるで迷路のように構成された空間を好きな順番で辿りながらアート鑑賞を楽しむことができます。また、デザイナーの山口萌子によるグラフィックや什器デザインが並ぶ会場内で、来場者は思い思いに過ごすことができます。
「スクイグル」をテーマに選ばれた書籍が100冊並ぶライブラリー&ラウンジでは、来場者は本を手に取り、考えを巡らせたり誰かと対話をしたりする場として、それぞれのペースで本展を体験できます。
「スクイグル」をテーマに選ばれた書籍が100冊並ぶライブラリー&ラウンジ「100 books」
河野未彩《HUE MOMENTS》(2024)
GROUP《港 / Manicured Cactuses》(2024)
各作家による展示ブースでは、大型の倉庫空間を活かしたアート作品が立ち並びます。
河野未彩が発表する作品《HUE MOMENTS》(2024)は、白い光のなかに7色の影をつくるペンダントライト「RGB_Light」を開発する際のインスピレーションとなった、「光の三原色」の原理を再解釈したインスタレーション作品です。幅10メートル越えの空間に構造体があり、そこにR(Red:赤)G(Green:緑)B(Blue:青)の光源をミックスさせた光を3方向から当てることで、刻一刻と変化する影や色面をつくりだします。色相が移り変わる周期はそれぞれの光源で異なり、45日間一瞬も同じ色が現れることはありません。この作品には、河野の「鑑賞体験を通じて光と影の関係性や、そこにある多様性を感じるとともに、この瞬間にしか存在しない色を目撃してもらいたい」という想いが込められています。
《港 / Manicured Cactuses》(2024)を発表する建築コレクティブ・GROUPは、サボテンを見つめることで、テーブルや棚の一部として採用し、新しい家具の構造物としてサボテンを提案します。リサーチャー・原ちけい、音楽家・土井樹、植物に関する専門家・越路ガーデン(西尾耀輔)を迎え、建築の知見だけではなく多角的にサボテンを見つめ直しました。約100平米の空間をサボテンのある広場にし、人間とサボテンが築くことができたかもしれない風景として展示します。
開幕を祝って開催された7月18日(木)のオープニングレセプションには、サウンド・スクイグルに先駆け、アーティストのbrkfstblend、沖野修也( KYOTO JAZZ MASSIVE / KYOTO JAZZ SEXET )、DJ SARASAが駆け付け、ミュージックパフォーマンスを披露。招待者は山下ふ頭からの夜景に臨みながら、アートと音楽を楽しみました。
brkfstblend
沖野修也( KYOTO JAZZ MASSIVE / KYOTO JAZZ SEXET)
DJ SARASA
アートとともに多彩な音楽を野外で楽しむ! 週末限定開催のSound Squiggle(サウンド・スクイグル)
サウンド・スクイグル KV&日割ラインナップ
開催期間中の7月27日(土)・28日(日)と8月10日(土)・11日(日)は、来場者は展示への入場チケットのみで、注目のアーティストが出演する「Sound Squiggle(サウンド・スクイグル)」のライブ・DJセットにご参加いただけます。横浜港を臨む開放的な屋外スペースに設置された大型テント「スクイグルパーク」内で、音楽をお楽しみ頂けます。4日間のミュージックパフォーマンスに参加するアーティストラインナップはこちら。
7月27日(土) & 7月28日(日)
7月27日(土)は、2021年12月に現名義での活動を本格的にスタートして以降、早いサイクルでリリースを続けると共に、日本のみならず海外からも更なる注目を集めるシンガーソングライターのSincere(シンシア)が登場!また、DJセットにはDJ KROとDJ Cecumが登場。
7月28日(日)には、2018年にZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSによりユニットを結成以降、ヒップホップにとらわれずシティポップなどの音楽も取り入れ自由な空気感で精力的に活動するFNCY(ファンシー)が登場!ライブセットの前には、ZEN-LA-ROCK、G.RINA、鎮座DOPENESSがそれぞれDJセットにも参加。3人の魅力を堪能できるラインナップとなっています。
Sincere(シンシア)
兵庫県出身のシンガーソングライター。ピュアで繊細な歌声をベースに、様々なジャンルの要素を巧みに取り入れ、常に新たなアイデアを探求することでユニークな作品を創り出す。2021年に活動を本格的にスタートし、新人ながら多数のプレイリスト入り、カバー選出されるなど早くも注目を集めた。日本のみならず海外からも注目を集めるシンガーソングライター。
Instagram:@sinceretanyaa https://www.instagram.com/sinceretanyaa/
Twitter:@sincere_tanya https://twitter.com/sincere_tanya
YouTube:https://www.youtube.com/@sincere_official/featured
FNCY (ZEN-LA-ROCK / G.RINA / 鎮座DOPENESS)
2018年夏、突如センセーショナルに発足したZEN-LA-ROCK/G.RINA/鎮座DOPENESSからなるユニット「FNCY」(ヨミ:ファンシー)。2021年9月に2ndアルバム『FNCY BY FNCY』をリリース。11月に渋谷O-EASTにて初のワンマン公演を成功させた。2023年の3月にメンバーのG.RINAが海外移住を発表しSTUTSとの楽曲『LIFE IS WONDER』を発表し新たな活動のカタチを模索中。
Instagram:@fncy_official https://www.instagram.com/fncy_official/
X:@FNCY_official https://x.com/FNCY_official
YouTube:https://www.youtube.com/@fncy__official
8月10日(土) & 8月11日(日)
8月10日(土)は、ベースに加え、ギターや鍵盤、サックスなども演奏するマルチプレイヤーの河原太朗のソロ・プロジェクトであるTENDRE(テンダー)が登場!DJセットには、DJ KAWASAKI、社長 from SOIL&”PIMP”SESSIONSが参加。
8月11日(日)には、これまでに7枚のアルバムをリリースし様々なライブに参加しながら、昨年は米の人気アーティストGinger Rootとのコラボ曲「水面に、アイス」を発表し話題を生むなど、活躍の幅を広げるYeYe(ィエィエ)が登場!DJセットにはDJ KENTA、HOMERUN SOUNDが参加。
TENDRE(テンダー)
河原太朗のソロ・プロジェクト。2021年EMI / ユニバーサルよりメジャーデビュー・アルバム『IMAGINE』をリリース。Charaや堀込泰行、Original Love、SIRUP、ベニー・シングスといったアーティストへの楽曲提供・プロデュース、コラボレーションに加え、NHK朝の情報番組「あさイチ」のテーマ曲や、ドラマ『すべて忘れてしまうから』では自身初となる実写ドラマの劇伴も手がけるなどその活動は多岐に渡る。2022年はメジャー2ndアルバム「PRISMATICS」を、そして2023年には「BEGINNING – EP」「IN WONDER – EP」の2枚のEPをリリース。
Instagram:@tanaakin https://www.instagram.com/tanaakin/
X:@tanaakin https://x.com/tanaakin
YouTube:https://www.youtube.com/@TENDRE-official
YeYe(ィエィエ)
2011年『朝を開けだして、夜をとじるまで』にてデビュー。同作は作詞作曲は勿論、全ての楽器の演奏までをセルフ・プロデュースで行い、翌年のCDショップ大賞でニューブラッド賞を受賞。2013年2ndアルバム『HUE CIRCLE』、2016年3rdアルバム『ひと』をリリース。2017年リリースの4thアルバム『MOTTAINAI』に収録された楽曲「ゆらゆら」のMVが1,300万回を超える再生回数を記録し、国内はもとより海外からも非常に高い評価を獲得。2020年には『30』、2021年には江﨑文武(WONK)、川辺素(ミツメ)、TENDRE、BASIらが参加した『おとな』をリリース。昨年はBIM、ハマ・オカモト、mabanua、Ginger Rootらが参加した最新アルバム『はみ出て!』をリリースし、二度目となるフジロック・フェスティバルにも出演。今年1月に新曲「はひふへほ」を配信リリース。
Instagram:@yeyestagram https://www.instagram.com/yeyestagram/
X:@lllYeYelll https://x.com/lllYeYelll
YouTube:https://www.youtube.com/@officialvideoYeYe
ドリンク&フードも楽しめる!会場内のオフィシャルドリンク
会場内に設置されるオフィシャルドリンクバー
イベント会場内(屋外)では週末を中心にフードトラックも営業し、オフィシャルバーでは暑い夏にぴったりなソフトドリンク・アルコールなどのドリンクを販売しています。
アルコールには、横浜市内で最も長い歴史を持つローカルビアカンパニーの「横浜ビール」や、90年の歴史を持つ台湾最大のビール・ブランドの「台湾ビール」がラインナップ。「横浜ビール」からはグビグビ飲める味わいのIPAや心地よい柑橘の香りが爽やかなピルスナーなど横浜で愛されるビール各種が、「台湾ビール」からは台湾でも大人気の「マンゴー(香郁芒果)」、「パイナップル(甘甜鳳梨)」をはじめとした台湾フルーツ果汁がたっぷり入った飲みやすいフルーツビールなどをお買い求めいただけます。
場内で販売している各種ドリンク
ソフトドリンク 300円(税込)、アルコール類600円(税込)から。
現金を除くクレジットカード・各種電子決済で販売。
山下ふ頭について
山下ふ頭は、明治維新から世界と日本を繋いで、人、モノ、そして文化が交差し続けてきた場所です。本イベントの会場である山下ふ頭・4号上屋もまた、日本の高度経済成長を支えてきた時代のアイコンであり、巨大な躯体を支えるトラス構造の建築は、昭和の建築技術の粋を集めた圧倒的なスケール感の内部空間を有しています。
山下ふ頭は数年後に大規模な再開発が予定されており、本イベントは、歴史的にも貴重な建築物をアートとともに体験する試みでもあります。
「Art Squiggle Yokohama 2024(アートスクイグルヨコハマ 2024)」について
「Art Squiggle Yokohama 2024(アートスクイグルヨコハマ 2024)」は、横浜港の景色が楽しめる山下ふ頭の旧倉庫スペースにて、今年初めて開催されます。アートスクイグルは、若手アーティストを中心とした作品展示と、その制作プロセスにおける試行錯誤を紐解く展示空間を通じて、来場者がアートを身近に感じられる新しいアートフェスティバルです。
タイトルにも使われている「Squiggle(スクイグル)」という言葉は、「まがりくねった / 不規則な / 曲線」の意味を持ちます。直線的でなく予測不能な動きや形状を表すことから、この言葉は本展において、アーティストが創作活動中に経験する迷いや試行錯誤のプロセスを象徴しており、来場者もまた、まるで迷路のように構成された空間を好きな順番で辿りながら、アート鑑賞を楽しむことができます。
国内外で更なる活躍が期待されるアーティストらによる展示、「スクイグル」をテーマにした書籍が並ぶライブラリー&ラウンジ、屋外スペースで開催される音楽イベント「Sound Squiggle(サウンド・スクイグル)」での体験を経て、アートが私たちと共に歩む存在だと来場者の方が感じられる祭典を目指しています。
「Art Squiggle Yokohama 2024」 開催概要
【タイトル】Art Squiggle Yokohama 2024 (アートスクイグルヨコハマ 2024 )
【サブタイトル】やわらかな試行錯誤 — 芸術とわたしたちを感じる45日間 —
【会期日時】2024年7⽉19⽇(⾦)〜9⽉1⽇(⽇) (45日間開催)
平日・日・祝日 11:00-20:00 (19:15 最終入場)/ 金・土 11:00-21:00 (20:15 最終入場)
※8月5日(月)は、11:00-21:00 (20:15 最終入場)となります。
【開催地】横浜山下ふ頭(〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町)
※電車:みなとみらい線元町・中華街駅4番出口より徒歩15分
※バス:ベイサイドブルー 山下ふ頭、終点下車
【入場料】
一般前売り 2,200円/当⽇ 2,400円
⼤学⽣、⾼校⽣ 1,500円
横浜市⺠割 前売り 2,000円/当⽇ 2,200円
※中学⽣以下無料(入場時に受付にて学生証提示)。大学生、高校生は入場時に受付にて学生証提示。
※障がい者⼿帳をお持ちの⽅と介護の⽅1名は無料。
※前売り:来場日前日23:59までの購入が対象。
※横浜市⺠割:横浜市内在住の⽅(入場時に受付にて要証明)は⼀般料⾦より200円割引。
【チケット販売】ArtSticker( https://artsticker.app/ )にて販売中
販売URL https://artsticker.page.link/ART_SQUIGGLE_YOKOHAMA_2024
【主催】アートスクイグル実行委員会 (㈱マイナビ、㈱博報堂DYメディアパートナーズ、㈱MAGUS)
【企画制作】㈱MAGUS、㈱博報堂DYメディアパートナーズ
【後援】文化庁、神奈川県、横浜市にぎわいスポーツ文化局、(一社)横浜港ハーバーリゾート協会、(公財)横浜市観光協会、㈱テレビ朝日、㈱J-WAVE
【協力】東急㈱、カリモク家具㈱、横浜高速鉄道㈱、㈱横浜ビール、マイナビアートスクエア
【公式サイト】https://artsquiggle.com/
【公式SNS】 Instagram @artsquiggle_official https://www.instagram.com/artsquiggle_official
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