2018/11/16 中国楡林市でウールエキスポが開催されました。楡林市は、人口340万人ほどで、石炭などの鉱石・鉱物資源が多く埋蔵され、中国のクウェート、中国のドバイなどと呼ばれています。また、中国有数の羊毛生産地でもあります。秦の始皇帝の時代から街として発展してきた古都で、万里の長城、第一台鎮北台や砂漠など、観光エリアも豊富です。
今回で4回目を向かえるこのエキスポ。これから中国ー日本のデザイナーも繋ぐ、国際ウールデザインセンターを発足するにあたり、楡林市と、このプロジェクトを担当するPAOS上海(上海派司耐特形象設計有限公司)に、THE SELECTION編集長でファッションデザイナーの私、釜澤直恵もご招待頂きました。
開幕式には、楡林市の副市長らと一緒に参加させていただきました。
中国楡林市の地元ニュースはこちら。
https://mp.weixin.qq.com/s/Nw1XHbN0YpGuoCn6-oX_jQ
展示会の会場は、地元ウール企業のウールの防寒着製品がたくさん展示されています。
-20度にまでなるこのエリアでは、レギンスのようなモノにも裏地にウールを使うなど防寒対策のアイテムが幅広く展開されています。
また、厚みがましてごろつく事が無い様、シームレス(脇に剥ぎ目が無い)など製品に工夫もされています。
展示会場からすぐのホテルでは、このウール協会に加盟する各社の新作発表のファッションショーが開催されました。
今回のファッションショーでも地域ならではの新作がたくさん登場していましたが、国際ウールデザインセンターが出来ることで地元デザイナーやメーカーと日本人デザイナーの情報交換や商品開発なども盛んに行なわれるでしょう。結果、近い将来、日本人デザイナーの中国市場活躍が増えることになりそうです。今から楽しみですね。
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