欧州連合(以下、EU)は、2025 年日本国際博覧会(以下、2025 年大阪・関⻄万博)の開幕に先立ち、EU パビリオンの詳細や公式ユニフォーム、そして「ヨーロッパ・デー」をはじめとする会期中に開催するイベントの一部を発表します。



没入型インスタレーションなどを通じて EU が描く未来を体感できる EU パビリオン
2025 年大阪・関⻄万博における EU パビリオンは、「新欧州バウハウス」の 3 つのコンセプトである「持続可能性」、「美しさ」、「包摂性」にインスピレーションを受けたデザインです。「禅の庭」や「『しゃべる』植物」といった没入型のインスタレーションやデジタルアクティビティは、単なる展示ではなく、発見、対話、交流の場として EU パビリオンのテーマ「未来を育む」を表現しています。来場者は、EU パビリオン内を巡りながら、EU が描く未来のビジョンを体感することができます。


◼概要
名 称:欧州連合 (EU)パビリオン
期 間:2025 年4 月13 日(日)〜10 月13 日(月)
場 所:セービングゾーン S07
公 式 H P: https://eu-at-world-expos.europa.eu/index_ja
公 式 SNS:・Instagram:@euinjapan
・X:@EUinJapan
・Facebook:@Delegation of the European Union to Japan
◼EU パビリオン詳細
外観

日本の絵馬や折り紙の精密さからインスパイアを受けており、回転する花びらのようなモジュールで構成され、持続可能な竹を素材として使用しています。耐久性、軽さ、環境性能に優れた素材は、自然な風の動きに合わせて、桜の花の優雅な動きを模倣し、EU のテーマ「明日を育む」を生き生きと表現しています。
昼間は、その軽量な構造が自然光と影を巧みに操り、夜間は、動的な LED 照明がその鮮やかさを一層引き立てます。
「しゃべる」植物

来館者が展示の植物に触れると、その後ろのバーチャル植物が成⻑し、持続可能な農業、食の安全と品質および「グリーンアライアンス」に関する EU の取り組みを紹介します。LED ウォールの前には、美しい鉢に植えられた 3 つの植物があり、植物との遊び心のある対話を通じて EU のプロジェクトについての知識を深めることができます。
グリーンシティ

「人々に力を与える(Empowering People)」エリアでは、EU のエネルギー、農業、グリーンシティについて学ぶことができます。
• リュブリャナ(スロヴェニア):欧州グリーン首都賞 2016 年受賞
• ビトリア=ガステイス(スペイン): 欧州グリーン首都賞 2012 年受賞
• ラハティ(フィンランド):欧州グリーン首都賞 2021 年受賞
• グルノーブル(フランス):欧州グリーン首都賞 2022 年受賞
• タリン(エストニア):欧州グリーン首都賞 2023 年受賞
• コペンハーゲン(デンマーク):欧州グリーン首藤賞 2014 年受賞
ハイテクで未来的な空間では、欧州の科学技術に焦点を当て、最先端の技術を紹介します。一方、「命を守る(Protecting Lives)」エリアでは、EU の公衆衛生、人道援助、環境保護に関する取り組みについて学ぶことができます。
2025 大阪・関⻄万博における EU パビリオンは、単なる展示にとどまらず、発見、対話、交流の場となっています。来館者は、次のような体験をすることができます。
禅の庭


双方向型ロボットが禅庭園を手入れし、砂の中に模様を描きながら、来場者を日本と英語で迎え、平穏なひとときを提供します。
双方向型フォトスポット


欧州の象徴的な場所で拡張現実を使った写真を撮影し、欧州への渡航について学ぶことができます。
デジタル折り紙


日本の折り紙文化にインスパイアされ、デジタルの鳩を折り、そのインスタレーションに放つことで、希望と協力を象徴します。
日本・EU 関係に関するクイズ

来館者は、EU と日本の強力なパートナーシップについての知識を試すことができます。
◾ EU コミッショナージェネラル ジャン=エリック・パケ駐日EU 大使コメント
世界中から人々が集い、知識、文化そして経験を共有し、人類の新たな可能性を探求する 2025 年大阪・関⻄万博の開幕を心待ちにしています。EU パビリオンでは、持続可能性、革新性および多様性に対する欧州のコミットメントを紹介するとともに、どうすれば『未来を育む』ことができるのか、来館者と有意義な対話ができればと思います。この歴史的なイベントに参加できることを大変光栄に思いますし、多くの方々に本パビリオンを訪れていただき、EU とその活動について理解を深めていただければ幸いです。
持続可能で機能性を重視した EU パビリオン公式ユニフォーム



EU は、2024 年秋に 2025 大阪・関⻄万博公式ユニフォームコンペティションを開催し、EU でファッションを学ぶ学生の応募作品の中からスロヴァキア出身のトマーシュ・マリニャーク氏のものが選ばれ、同氏は数カ月間をかけて、日本を代表するファッションブランド「ANREALAGE(アンリアレイジ)」の創設者でデザイナーの森永邦彦氏の指導のもと、改良を重ね、完成させるべく取り組んできました。
マリニャーク氏のデザインは、2025 年大阪・関⻄万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」と、EU パビリオンのテーマ「未来を育む」からインスピレーションを受けています。このデザインは、EU の精神と「新欧州バウハウス」の価値を体現し、美しさや EU らしさを備えるだけでなく、持続可能で包摂的なものとなっています。
公式ユニフォームはまた、性別や体型、肌の色を問わず誰もが快適に着用できるよう設計されています。ボタンダウンのデニムベスト、ニットポロシャツ、ハイウエストデニムパンツで構成され、シルエットと機能の両面にこだわりました。さらに、パターン生成や 3D ビジュアライゼーションなどの高度な生産技術を活用し、サステナブル認証を受けた生地を採用しています。
例えば、コットン 100%の軽量で通気性に優れた 3D パターン生地を使用し、どのような天候でも快適に過ごせると同時に、あらゆる体型を美しく見せる緩やかなシルエットを実現しました。ユニフォームの製作は、全工程が EU 域内で行われ、特に、デザイナーであるトマーシュ氏の出身地・スロヴァキアと、現在学んでいるチェコ・プラハへの敬意を込め、チェコで調達した生地を使用し、スロヴァキアで手縫いされています。
EU が開催する万博イベント
2025 年大阪・関⻄万博で EU は、自身のパビリオンなどで多くの魅力的なイベントを開催します。
その中でも、EU の創設記念日に相当する「ヨーロッパ・デー」は、平和や団結、そして欧州の未来を祝う特別な日です。この記念すべき日を迎えるにあたり、EU は加盟国間の絆の強さや域外のパートナーとの関係の深化を示すべく、多彩なイベントを予定しています。
◼ヨーロッパ・デー記念イベント
平和や団結、欧州の未来を祝うヨーロッパ・デー(5 月9 日)に EU は、加盟各国間の絆の深さや世界中のパートナーとの関係の強化に焦点を当て、EU の中核的価値である「団結」、「連帯」、「多様性」をテーマに、音楽、デジタルアートおよびダンスが融合した最先端のパフォーマンスを含む、EU 加盟国によるさまざまな取り組みや公演を EU パビリオンで行います。また、EU パビリオンとクラゲ館が共同で企画した子ども向け企画『ヨーロッパの物語』、さらにヨーロッパ・デー当日より、EU および EU 加盟国のパビリオンを回ってスタンプを集める「EU スタンプラリー」を開催します。欧州の文化と多様性を示すこのユニークなイベントを通じて、娯楽から学習まで、各国パビリオンの展示を楽しんでください。
<パフォーマンスショー 概要>
音楽、デジタルアート、ダンスが融合した最先端のパフォーマンスショーをお楽しみいただけます。
開 催 日:2025 年5 月9 日(金)
時 間:15:15〜19:30
場 所: EXPO ナショナルデーホール「レイガーデン」(東ゲートゾーン E12)
出 演 者:
Pianographique(ピアノグラフィック)

視覚芸術家コリ・オ・ランとピアニスト中川真紀が共演するアース・エレクトロニカのコラボレーション。音楽が動的なリアルタイム画像を生成するトリガーとして使用され、観客を音の視覚的風景に没入させます。このプログラムではまた、久石譲氏によって作曲された新しい音楽が初演されます。日本と欧州の文化と伝統が高度な技術と融合し、未来の音楽の体験を提供します。
Breath(ブレス)

グロリア・ベネディクトによる現代的なマルチメディアダンスパフォーマンス。呼吸という視点から人間の状況を掘り下げ、私たちが作り上げた生態的、生物的、社会的システムがどのように人間にとって根本的な必要性を制約しているのか、全人類をつなげる呼吸の重要性を描きます。
DJ セット


Krikor Kouchian と MAYUDEPTH(エレクトロ、テクノ)によるバック・トゥ・バック DJ セット。同セットはジャクソン・カキと山路真介のオリジナル作品で補完され、音楽と視覚芸術が交差する、没入型の現代的なパフォーマンスが生まれます。
欧州連合ユースオーケストラ

EU 加盟27 カ国から集まったメンバーで構成されるユースオーケストラ。1976年に創設されて以来、音楽学校とプロの音楽世界をつなぐ橋渡しをしてきました。ブラス・クインテットが万博会場内をパレードし、EU 加盟各国のパビリオンを回ります。
<子ども向け企画 『ヨーロッパの物語』概要>
子供向けの朗読セッションやワークショップ、双方向型展示などを通じて、来場者は欧州の⺠話を発見し、その想像力をかき立てられます。
開 催 日:2025 年5 月9 日(金)
時 間:13:30〜16:30
場 所: いのちの遊び場 クラゲ館(シグネチャーゾーン X03)
<EU スタンプラリー 概要>
EU や EU 加盟国のパビリオンを回って、特製パスポートにスタンプを集めよう!
開催期間:2025 年5 月9 日(金)〜5 月11 日(日)
時 間:9:00〜22:00
場 所: コネクティングゾーン(ルクセンブルク・ドイツ) / セービングゾーン(EU・ベルギー・イタリア・ブルガリア・オランダ・ポーランド・ルーマニア) / エンパワーリングゾーン(アイルランド・フランス・ポルトガル・オーストリア・北欧館・マルタ・チェコ)



◼アニメーション・レジデンス キックオフイベント
2025 年大阪・関⻄万博を目指し、世界中から多くの人々が日本に集います。この国際的な舞台において、アニメーションという普遍的な言語を通じて、文化や創造性の違いをつなぐユニークな機会が生まれます。
この目的をさらに推進すべく、EU、Cultural Relations Platform、イメージフォーラム(東京)および共同キュレーターのクレマンス・ブラガードおよび山下耕洋両氏と協力して開催する、欧州と日本のアニメーションアーティストを対象とした「日・EU アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」の発足記念イベントです。
<概要>
開 催 日:2025 年4 月23 日(水)
時 間:17:00〜18:30
場 所:EU パビリオン(セービングゾーン S07)
◼嗅覚を通じた欧州の遺産と歴史を探求
古代の欧州はどのような匂いがしたのでしょうか?Odeuropa プロジェクトの 3 人の研究者が、嗅覚を通じて欧州の文化と歴史を探る「鼻を突っ込んだ」講義を開催します。参加者は、歴史的な香りを実際に嗅ぎながら、過去の匂いの儀式や習慣について学びます。匂いは普段意識することが少ないものですが、私たちの感情や記憶に深く関わっています。近年、博物館や観光業でも「匂いで学ぶ」取り組みが注目され、多感覚的なストーリーテリングが新たな観客を引きつけています。匂いを通じて歴史をどのように感じ、遺産として残していけるのか、その魅力を一緒に探ってみませんか?
<概要>
開催期間:2025 年4 月28 日(月)〜4 月29 日(火)
時 間:9:00〜22:00
場 所:EU パビリオン(セービングゾーン S07)
◼欧州の巨匠たちによる没入型デジタルアート
欧州の現代アートシーンを代表するアーティストによる、没入型デジタルアートの象徴的な作品を展示する特別展を開催します。本展は、国際芸術フェスティバル「Study:大阪関⻄国際芸術祭 2025」の一環として企画。360°ビデオ投影技術とフロアクッション付きのサウンドシステムを駆使し、アートとテクノロジーが融合した圧倒的な体験を提供します。
<概要>
開催期間:2025 年5 月2 日(金)〜5 月14 日(水)
時 間:9:00〜22:00
場 所:シーサイドスタジオ CASO(大阪市港区海岸通2 丁目723)
◼アート保護からスキンケアへ:持続可能な未来のためのグリーン素材
HORIZON EUROPE GREENART プロジェクトに基づき、芸術作品の保存用に開発された持続可能なナノ素材を、株式会社 資生堂と提携してスキンケアに応用する方法を紹介する双方向型なイベントです。ウォークイン型ワークショップでは、来館者がグリーン素材について、芸術作品保全からスキンケアまでその応用方法の変遷を体験できます。3 つのステーションで、ジェルの使用法やスキンケアの効果、リフレッシュする方法などを紹介します。
<概要>
開催期間:2025 年5 月3 日(土)〜5 月5 日(月・祝)
時 間:9:00〜22:00
場 所:EU パビリオン(セービングゾーン S07)
















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